ＡＯ・推薦入試エクストラ12月10日号

24年1月以降で出願の間に合うＡＯ入試（１）国公立大

ＡＯ入試情報

◆24年1月以降で出願の間に合うＡＯ入試（１）国公立大

国公立大のＡＯ入試は、10・11月にあらかた終了しているが、まだ一部にこれから準備しても間に合う大学が残っているので、出願期間を1月に設定している大学群をまとめてご紹介しておこう（学部・学科名の後の数値は募集人員を示す）。なお、これらは全てＣＴ併用型に限られる。

■東北大　Ⅲ期＝教育10、法20、経済40、医(医)15、(保健)25、歯10、薬15、工115、農10　出願＝1月17～20日、試験日＝2月6日（工のみ2月6・7日）
■静岡大　理＝地球科学8　出願＝１月23～27日、試験日＝2月4日
■三重大　工＝機械工10、電気電子工10、分子素材工5、情報工10　出願＝1月16～20日、試験日＝2月6日
■神戸大　医＝医25　出願＝1月17～25日、試験日＝2月6日
■兵庫県立大　工＝電子情報電気工・機械システム工・応用物質科学、各若干名　出願＝1月20～27日、試験日＝2月7日　理＝物質科学・生命科学、各若干名　出願＝1月18～24日、試験日＝2月6日

なお、12月中旬に出願を設定している大学が、東京工業大ほか若干あるが、これらは準備が間に合わないと思われるので今号では割愛した。

◆24年1月以降で出願の間に合うＡＯ入試（２）私立大東日本

私立大のＡＯ入試は、8～11月の4ヶ月間でほぼ終了したが、出願が1月以降でまだ準備が間に合う私立大もかなりあるので、今号では東日本の大学・学部をまとめて整理しておこう（詳細は弊社のＡＯ入試年鑑を参照してほしい）。次号（12月25日号）では西日本私立大の情報をお伝えする。

＜北海道・東北＞: 旭川大経済、苫小牧駒澤大国際文化、千歳科学技術大総合光科学、函館大商、北翔大人間福祉・生涯学習システム・生涯スポーツ、青森中央学院大経営法、八戸大ビジネス・人間健康、富士大経済、石巻専修大理工・経営、仙台白百合女子大人間、仙台大体育、郡山女子大家政、東日本国際大経済情報・福祉環境、福島学院大福祉
＜関東＞: 筑波学院大経営情報、つくば国際大産業社会、宇都宮共和大シティライフ、足利工業大工、作新学院大経営・人間文化、関東学園大経済、上武大ビジネス情報・経営情報、高崎商科大商、共栄大国際経営、埼玉学園大人間・経営、埼玉工業大工、十文字学園女子大人間生活、城西大経営・現代政策・薬、尚美学園大総合政策、東邦音楽大音楽、聖学院大政経・人文・人間福祉、西武文理大サービス経営、日本工業大工、東京国際大商・経済・言語コミュニケーション・国際関係・人間社会、日本保健医療大保健医療、日本薬科大薬、人間総合科学大人間科学・保健医療(義肢装具学)、平成国際大法、武蔵野学院大国際コミュニケーション、ものつくり大技能工芸、愛国学園大人間文化、植草学園大発達教育、江戸川大社会・メディアコミュニケーション、川村学園女子大文・教育・生活創造、敬愛大経済・国際、国際武道大体育、秀明大学校教師・総合経営・英語情報マネジメント・観光ビジネス、淑徳大国際コミュニケーション・看護栄養・総合福祉・コミュニティ政策、城西国際大経営情報・国際人文・福祉総合・薬・メディア・観光・環境社会、清和大法、千葉経済大経済、千葉商科大商経・政策情報・サービス創造、中央学院大商・法、東京情報大総合情報、東京成徳大人文・応用心理、日本橋学館大リベラルアーツ、了徳寺大健康科学、上野学園大音楽、嘉悦大経済経営・ビジネス創造、杏林大外国語、駒沢女子大人文、国士舘大政経・文・理工・21世紀アジア、高千穂大商・経営・人間科学、東京有明医療大保健医療、東京純心女子大現代文化、東京女学館大国際教養、多摩大経営情報・グローバルスタディーズ、帝京科学大生命環境・医療科学・こども、デジタルハリウッド大デジタルコミュニケーション、東京経済大経済・経営・コミュニケーション・現代法、東洋学園大人文・現代経営、東京未来大こども心理、日本大松戸歯、日本文化大法、ヤマザキ学園大動物看護、立正大地球環境科学・仏教、松蔭大経営文化・コミュニケーション文化・観光文化、湘南工科大工、田園調布学園大人間福祉・子ども未来、桐蔭横浜大法（医用工・スポーツ健康政策は要問合せ）、横浜商科大商、横浜薬科大薬

ニュースフラッシュ

◆大学入試センター試験の志願者数（確定）を公表

大学入試センターはこの11月末、24年度センター試験の確定志願状況を公表した。志願者数は前年より3,447人減、0.6％微減の555,537人であった。

出願資格別に内訳をみると、高校卒業見込者が439,713人で全体の79.2％（前年79.1％）を占めるが、前年より2,708人（0.6％）減少した。高卒者（浪人）は109,748人で、前年より463人減少したが、占有率は19.7→19.8％へ若干上昇。その他では高卒認定試験合格者等5,352人、高専３学年修了者252人、外国の学校（12年課程）修了者158人、在外教育施設（高等課程）修了者169人、専修学校高等課程修了者52人、文部科学大臣の指定した者18人、大学の個別入学資格審査により認定を受けた者75人であった。

男女別にみると、男子が57.1％の316,957人、女子が42.9％の238,580人。男子は1.2ポイント減少し、女子は0.1ポイント増加している。

現浪別にみると、現役志願率は前年最高となった41.6％から41.5％へ若干後退。その裏返しとして高校既卒者の占有率が微増したことは、大学入試戦線でより上位の大学を浪人してでも目ざす受験生層が根強く存在していることを意味し、2012の一般入試はややきびしさを増す可能性もあるだろう。

なお、都道府県別に出願者数をみると、志願増になったのは東京、神奈川、静岡、愛知、奈良、沖縄など12都県にすぎず、その他は志願減となっている。

【連載コラム】ＡＯ・推薦入試基礎講座

◆ＡＯ入試（９）：合格対策の必須ポイント（１）面接

全国の高校進路指導部では、2012入試戦線に向けての総仕上げのかたわら、早期にＡＯ合格を果たした生徒のフォローにも大学と連携しつつ苦心されていることだろう。今号では、来年度のＡＯ入試に向けて、合格対策の中で最も重要である「面接」について、その概要と対策を整理しておこう。

まず、ＡＯ入試ではどのような選考パターンあるいはどの地区であっても、必ず面接を実施するケースが大半を占める。究極の人物重視型であるＡＯ入試では、面接結果が合否判定を大きく左右する。その実施形態は個別・集団の２タイプに分かれ、全般的には個別が多いが、国立大や一部の私立大では討論を主とした集団面接を実施するケースもある。

面接に際しては、事前に面接カードを記入させたり、口頭試問用の課題を与えたりするケースもあるが、一般的に面接の質問は(１)一般事項、(２)学力に関する口頭試問の２つに大別できる。

＜一般事項＞

(１)本人の特性に関する事柄＝長所・短所、健康状況、趣味、学習興味分野など、(２)高校生活＝思い出、特別・課外活動歴、得意・不得意科目、出欠状況など、(３)教養・一般常識＝尊敬する人物、印象に残った本、時事的意見、専攻分野の知識、大学提示の課題など、(４)志望動機等＝志望理由、入学意志の確認、入学後の抱負、卒業後の希望進路など、の４項目に大別できるが、とりわけ志望理由と入学目的、将来の進路と計画、高校生活の状況などが重視される傾向にある。これらの質問・応答を通して、大学側は学問・研究や大学生活に対する意欲や資質、人物・人間性、判断力や表現力などを総合的に検証するわけである。

従って、生徒の指導に当たっては、ふだんから大学進学への理念や目的を明確にすると共に、それに対するにふさわしい学習や活動を目ざす生活を確立する姿勢を身につけさせる必要がある。

＜学力に関する口頭試問＞

ＡＯ入試における学力把握措置が明確化されて以来、基礎学力をみる口頭試問は私立大でも比重を増している。文系よりは理系でその比重が高く、学科・専攻関連の基礎学力（英語・数学・理科が中心）を試問したり、簡単な実験を課したりするケースもある。これらの応答・作業を通して、受験者の素質、思考力、表現力、意欲などを多角的に把握しようとする。

そのため、ふだんの学習の中で、問題解決を論理的に思考し、第三者に分かりやすく説明できる能力を身につけるよう指導しておきたい。

そして、実際の面接ではマナーや言葉づかいなども重要な要素になる。ふだんの高校生活の中でも、こうした事柄に留意して生徒を育てることによって、生徒にＡＯ面接への豊かな対応力が育つだろう。

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9月からすでに『エイビ進学ナビ』のコンテンツとして掲出している＜推薦入試評定平均値検索＞。小誌2012年入学者用[公募制]全国大学・短期大学『推薦入学年鑑』の利便性を図るためにご用意したものですが、このほど検索結果に各大学・短期大学情報ページへリンクする機能を追加しました。各校のページでは推薦入学年鑑で掲載した学校情報ページをPDFで閲覧できるほか、基本情報やAO入試情報（実施している場合のみ）も併せてご覧になることができます。エイビ進学ナビトップページにある＜推薦入試情報＞コンテンツの＜評定平均値検索はコチラ！＞をクリック。表示される検索ページからご利用ください。
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