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AO・推薦入試エクストラ6月25日号

西日本私立大:2015AO入試の新規実施速報

AO入試情報

◆西日本私立大:2015AO入試の新規実施速報

このほど弊社では6月2日現在で西日本地区の私立大が実施するAO入試の調査をあらかた終了したので、新規に実施する主要なケースを速報でご紹介する。カッコ内は募集人員を示す。

<中部地区>

■福井工業大
環境情報学部(工と合せて15人、2015新設)
■東海学院大
健康福祉=総合福祉・管理栄養(各8人)
■名古屋外国語大
<英語等有資格型>外国語=世界教養(5人、2015新設)、<国際社会志向型>外国語=世界教養(5人、2015新設)、<アジア事情探究型>外国語=中国語(若干)、<グローバル人材志向型>外国語=世界教養(若干、2015新設)
■名古屋学院大
現代社会=現代社会(13人、2015新設)、国際文化=国際文化(10人、2015新設)、国際協力(11人、2015新設)
■名古屋学芸大
<AO入試II(文章理解・表現型)>メディア造形=映像メディア(15人)、デザイン(12人)、ファッション造形(10人)
■名古屋商科大
<クラブ入試>経済・経営・商・コミュニケーションの全学部(各10人)

<近畿地区>

■皇學館大
<スポーツ選考>文・教育・現代日本社会学部の全学科(各学科2人、基準3.0以上)
■成安造形大
芸術=芸術4期(10人)
■京都学園大
<小論文型>バイオ環境=食農(8人、2015新設)
■京都産業大
文化=京都文化(5人、2015新設)
■京都文教大
臨床心理=教育福祉心理‐こども教育心理(5人)
■佛教大
仏教=仏教(3人、基準2.7以上)
■追手門学院大
<自己推薦方式>地域創造=地域創造(8人、2015新設)、<商工・総合学科方式>経済=経済(5人)、地域創造=地域創造(2人、2015新設)
■大阪経済法科大
全学部で<国際・留学型AO入試>を導入
■大阪国際大
国際教養=国際観光(5人、2015新設)
■大阪総合保育大
児童保育=児童保育(前期5人、後期5人)
■帝塚山学院大
<オープンキャンパス参加型>人間科学=心理(若干)、キャリア英語(3人、2015新設)<自己推薦型>人間科学=心理、食物栄養(若干)、キャリア英語(2015新設)
■大手前大
<作品発表AO入試>メディア・芸術=メディア・芸術(基準2.7以上)、<授業体験型AO入試>全学部(基準2.7以上)
■関西国際大
<講義参加型>全学部(基準3.1~3.3以上)
■神戸国際大
<スポーツAO入試>経済=経済(5人)、都市環境・観光(3人)
■奈良大
<一般AO>文=国文(5人)
■奈良学園大
保健医療=看護(5人)
■高野山大
文=密教(若干)、人間(若干、2015新設)

<中国・四国地区>

■広島国際大
医療栄養=医療栄養(2人)、薬=薬(2人)
■広島修道大
<講義・コミュニケーション方式>人間環境=人間環境(17人)
■広島女学院大
人間生活=管理栄養(5人)
■安田女子大
現代ビジネス=国際観光ビジネス(5人、2015新設)

<九州地区>

■久留米大
法=法律(国際政治と合せて10人)
■西日本工業大
全学部で<目的型>を導入
■長崎国際大
<英語資格AO入試>人間社会=国際観光(5人)
■熊本学園大
外国語=東アジア(3人)、社会福祉1=社会福祉(5人)
■宮崎国際大
教育=児童教育(5人)

◆西日本私立短大:2015AO入試の新規実施速報

このほど弊社では6月2日現在で西日本地区の私立短大が実施するAO入試の調査をあらかた終了したので、新規に実施する主要なケースを速報でご紹介する。カッコ内は募集人員を示す。

■愛知学泉短大
幼児教育(中期5人、後期3人)
■京都経済短大
経営情報=専願型(併願型と合せて10人)
■常磐会短大
幼児教育(10人、基準3.2以上)
■大手前短大
ライフデザイン総合=<授業体験型>を導入
■聖和短大
保育(10人)
■白鳳短大(現:白鳳女子短大)
総合人間‐こども教育(30人)

推薦入試情報

◆西日本私立大:2015公募推薦入試の新規実施速報

このほど弊社では6月2日現在で西日本地区の私立大が実施する推薦入試(公募制)の調査をあらかた終了したので、新規に実施する主要なケースを速報でご紹介する。一般推薦のみの情報は推薦区分表示を省略、募集人員が指定校制を含む場合は*印を付す。

<中部地区>

■富山国際大
地域推薦(市町村連携型)=子ども育成‐子ども育成(若干)
■北陸大
専門課程=未来創造(*30人‐一般含む、基準3.5以上)
■福井工業大
女子学生後期=全学部
■岐阜聖徳学園大
自己推薦=教育‐特別支援教育(*9人、2015新設)
■中部学院大
看護リハビリ=看護(*50%)
■東海学院大
同窓子女=全学部(9人)
■愛知学院大
公募B=歯(15人)
■愛知工業大
一般・有資格者=工‐土木工(防災土木工学、9人、2015新設)
■椙山女学園大
音楽実技特別=教育‐子ども発達(初等中等教育、1人)
■名古屋外国語大
一般推薦=外国語‐世界教養(25人、2015新設)、他に自己推薦(10人)も実施、自己推薦/アジア事情探究型=外国語‐中国語(若干)
■名古屋学院大
一般(小論文型)=現代社会‐現代社会(13人、2015新設)、国際文化(2015新設)‐国際文化(9人)、国際協力(2人)、一般(基礎学力型)=現代社会‐現代社会(11人)、国際文化‐国際文化(9人)、国際協力(2人)、他に両学部とも一般後期、スポーツ推薦、課外活動推薦を実施。スポーツ健康=こどもスポーツ教育(一般後期10人、スポーツ後期若干、2015新設)
■名古屋経済大
スポーツ=人間生活‐教育保育、管理栄養(各若干)
■名古屋商科大
自己推薦=全学部で導入
■日本福祉大
課外活動=子ども発達‐子ども発達(若干)

<近畿地区>

■皇學館大
一般前期A日程=文(各学科2人)、教育(4人)、現代日本社会(3人)、一般後期=全学部(各学科2人)、自己推薦(活動型)=全学部で導入(各学科2人)
■成安造形大
奨学生推薦=芸術‐芸術(10%)
■長浜バイオ大
自己推薦=バイオサイエンス(計9人)
■京都学園大
バイオ環境=食農(13人、2015新設)
■京都産業大
文化=京都文化(総合評価型19人、基礎評価型6人、専門課程1人、2015新設)
■京都橘大
自己推薦=文‐歴史(7人)、歴史遺産(4人)、基準3.2以上
■明治国際医療大
スポーツ=鍼灸・保健医療‐柔道整復
■龍谷大
2教科型=国際‐グローバルスタディーズ(18人、2015新設)、農‐植物生命科学(14人)、資源生物科学(22人)、食品栄養(12人)、食料農業システム(22人)‐2015新設、専門課程=国際‐グローバルスタディーズ(2人)、農(各学科若干)、有資格者・課外活動=国際‐グローバルスタディーズ(2人)
■追手門学院大
地域創造‐地域創造(A日程50人、B日程15人)
■大阪経済法科大
女子特別入試=全学部で導入
■大阪国際大
国際教養‐国際観光(23人‐評定特別・専門課程含む、2015新設)
■大阪女学院大
自己推薦=国際・英語(若干)
■大阪商業大
一般(GETコース基礎素養型)=全学部(計10人)、他に資格型も導入
■帝塚山学院大
人間科学‐キャリア英語(15人、2015新設)
■芦屋大
奨学生(自己推薦特待生入試)=全学部(若干)、自己推薦=臨床教育(15人)、経営教育(5人)
■宝塚医療大
保健医療‐理学療法=一般C日程
■流通科学大
課外活動(文化・社会活動特別)=全学部で導入、その他(流通業界特別)=商(各学科5人)
■天理大
学校推薦型=国際‐スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻(10人)、他に自己推薦も実施

<中国・四国地区>

■環太平洋大
一般推薦=体育‐健康科学(*15人)、自己推薦=体育‐健康科学(2人)
■就実大
一般推薦B=経営‐経営(4人)、自己推薦=経営‐経営(5人)
■広島国際大
専門課程=医療栄養(2人)、薬(2人)
■広島修道大
課外活動(スポーツ実績、芸術・文化実績方式)=法‐法律(15人、基準3.5以上)、自己推薦方式=人間環境(基準3.5以上)
■広島文教女子大
有資格者(英語特別推薦)=人間科学‐グローバルコミュニケーション(若干)
■広島女学院大
一般C方式=人間生活‐管理栄養(5人)
■安田女子大
現代ビジネス‐国際観光ビジネス(専願5人、併願10人、2015新設)

<九州地区>

■九州産業大
専門課程=商1‐観光産業(3人)、課外活動(強化指定サークル)=全学部(商1部は22人、他学部は各若干)
■久留米大
医‐医(5人、基準3.8以上)
■西南学院大
有資格者(公募C)=商‐商(2人)、経営(2人)
■長崎国際大
有資格者=人間社会‐国際観光(10人)、奨学生推薦=人間社会‐社会福祉(若干)
■尚絅大
自己推薦=文化言語(3人)

◆西日本私立短大:2015公募推薦入試の新規実施速報

このほど弊社では6月2日現在で西日本地区の私立短大が実施する推薦入試(公募制)の調査をあらかた終了したので、新規に実施する主要なケースを速報でご紹介する。一般推薦のみの情報は推薦区分表示を省略、募集人員が指定校制を含む場合は*印を付す。

■福井医療短大
専門課程=リハビリ‐作業療法(4人)、言語聴覚(3人)
■東海学院大短大部
同窓子女=幼児教育(4人)
■京都経済短大
自己推薦=経営情報(専願)
■大阪女学院短大
自己推薦=英語(若干)
■芦屋学園短大
奨学生(自己推薦)=幼児教育(若干)、自己推薦=幼児教育(若干)
■神戸女子短大
一般(小論文方式)=全学科
■福岡女学院大短大部
英語(*50人)

ニュースフラッシュ

◆5月末現在:私立大・短大の新増設申請状況が判明

文部科学省は、このほど5月末に申請のあった「平成27年度開設予定学部等認可申請状況」を公表した。それによると、(1)私立大の学部設置21校、(2)私立短大の学科設置1校、(3)私立大学部の学科設置6校となっている。(1)では前年に続き看護系の新設が突出している。

(1)学部を設置するもの‐21校

■跡見学園女子大
観光コミュニティ学部=観光デザイン学科120、コミュニティデザイン学科80(マネジメント学部=観光マネジメント学科は募集停止)
■順天堂大
国際教養学部=国際教養学科120
■東京純心女子大(東京純心大学へ名称変更予定)
看護学部=看護学科60
■神奈川工科大
看護学部=看護学科80
■松蔭大
看護学部=看護学科100
■山梨学院大
国際リベラルアーツ学部=国際リベラルアーツ学科80
■金城大
看護学部=看護学科80
■福井工業大
スポーツ健康科学部=スポーツ健康科学科70
■岐阜聖徳学園大
看護学部=看護学科80
■静岡福祉大
子ども未来学部=子ども未来学科50
■人間環境大(日本医療環境大学へ名称変更予定)
看護学部=看護学科95
■京都学園大
健康医療学部=看護学科80、言語聴覚学科30、健康スポーツ学科90(経済・経営・法・人間文化の4学部は募集停止)
■京都光華女子大
こども教育学部=こども教育学科80(同短大部のこども保育学科は募集停止)
■同志社女子大
看護学部=看護学科80
■龍谷大
農学部=植物生命科学科80、資源生物科学科120、食品栄養学科80、食料農業システム学科120
■大阪体育大
教育学部=教育学科小学校教育コース70・保健体育教育コース55(健康福祉学部は募集停止)
■四条畷学園大
看護学部=看護学科80
■神戸女子大
看護学部=看護学科80
■武庫川女子大
看護学部=看護学科80
■中国学園大
国際教養学部=国際教養学科80

(2)短期大学の学科を設置するもの‐1校

■仙台青葉学院短大
栄養学科80

(3)学部の学科を設置するもの‐6校

■福島学院大
福祉学部=こども学科40
■日本医療大
保健医療学部=リハビリテーション学科理学療法学専攻40・作業療法学専攻40
■創価大
工学部=共生創造理工学科100(工→理工学部へ名称変更予定)
■名古屋学院大
スポーツ健康学部=こどもスポーツ教育学科50
■大阪青山大
健康科学部=看護学科80
■梅花女子大
看護学部=口腔保健学科70

【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座

◆一般推薦・ユニーク推薦の展望と動向

公募制推薦入試の原流は、学校長の推薦に基づいて、学業成績や人物、適性、能力等が当該大学の定める基準に達している者を選抜する「一般推薦」である。

原則として、国公立大は出願要件として成績基準を示すが、私立大の場合は大学によって異なり、全般的にみると東日本は出願要件として評定平均値を用い、西日本は合否判定(点数化など)に用いる傾向が目立っている。

さらに近畿地区では公募推薦入試といっても、学校長の推薦書を要しないケースが、龍谷大、追手門学院大、摂南大、桃山学院大などかなりの数にのぼる。さりとて自己推薦書はいらず、調査書の提出をもって推薦書に代えるため、弊社の「推薦入学年鑑」ではこれらも「一般推薦(公募推薦)」と表記している。すでに私立大では一部で推薦入試の大原則が崩れ始めているとみることもできる。

一方、ユニーク推薦だが、国公立大ではまだ依然として低調なものの、徐々に増加してはいる。医学・医療・教員養成課程における地元枠推薦、地域推薦をはじめ、経済・商学・工学・農学系で導入されている専門・総合学科対象は、いわゆる専門課程推薦に相当する。教員養成の保健・体育分野で、スポーツ活動実績を条件としているケースは、スポーツ推薦とみなすこともできよう。明確に女子推薦という入試名称を用いるのは名古屋工大機械工のみ、スポーツ推薦は和歌山大経済と東京学芸大教育(生涯スポーツ)のみである。自己推薦は、大阪府立大教育福祉(B方式)、広島市立大美術(彫刻)など公立大の一部に限られる。

それに対して、私立大のユニーク推薦は多彩で、しかも実施校がきわめて多い。スポーツ推薦、有資格者推薦、課外活動推薦を本流としながら、近年は自己推薦、専門課程推薦が大幅に増加し、多様化の一途をたどっており、弊社では13区分に分類している。

もう1つ特筆すべきは、一般推薦を実施しない有名私立大群も、このユニーク推薦はほとんど実施しているという点だろう。具体例をあげると、慶大文は自己推薦、上智大は6学部で有資格者推薦、明治大は商・農・文の3学部、早稲田大は社会科学・教育・スポーツ科学部で自己推薦を実施する。西の同志社大は公募推薦をほぼ全学部ともユニーク推薦で実施する。また、西日本では一般推薦を自己推薦の形式で行うケースも目立つ。ただ、これらユニーク推薦をAO入試へ転換するケースもあり、毎年変動するので、最終的には弊社の「推薦入学年鑑」で確認してほしい。

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