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AO・推薦入試エクストラ8月10日号

国立大(東日本):2014AO入試のフォロー情報

AO入試情報

◆国立大(東日本):2014AO入試のフォロー情報

7月上旬に全国の高校に弊社の全国版「AO入試年鑑」をお送りしたが、この時点では入学者選抜要項が未公表の国立大が相当数あり、これらのケースは2013年度参考資料として掲載している。7月末~8月初旬までに要項を入手でき、新たに2014AO入試の概要が判明したケースを本メルマガでフォローしておきたい。主に変更点や日程を中心にご紹介する。

■旭川医科大
医学科のAO入試北海道選抜では、募集人員・入試日程のみ決定していたが、出願資格・選考方法・合否判定法のいずれも前年どおりで実施。
■弘前大医(医)
募集人員が40→42人へ増加。青森県内枠が25人から27人へ増えた。対象地域、出願資格、選考方法は1次・2次とも前年どおり。出願期間=9月2日~10日、第1次選抜=10月5・6日(2日)、第2次選抜=11月3日、合格発表=1次10月18日、最終2月10日
■東北大
<AOⅡ期>
文・理・工の3学部とも募集人員、出願資格、選考方法は前年どおり。出願期間=10月11日~17日、第1次選考=文10月26日、理・工は書類審査(結果発表=11月13日)、第2次選考=文11月23日、理・工11月23日・24日、合格発表=12月3日
<AOⅢ期>
教育・法・経済・医・歯・薬・工・農の各学部とも募集人員、出願資格、選考方法は前年どおり。法学部では新たに配点が判明し、書類100点、面接300点、CT900点の計1,300点。日程は次のとおり。出願期間=1月21日~24日、第1次選考結果発表=2月6日、第2次選考=2月10日(工のみ10・11日)、合格発表=2月12日
■福島大
本年も理工学群のみ実施。日程のみ決定していたが、募集人員、出願資格、選考方法のいずれも前年どおりで変更はない。
■筑波技術大(保健科学)
募集人員、出願資格、選考方法とも前年どおり。ただ本年度は大阪試験場を新設した。出願期間=12月9日~12日、試験日=本学12月21日、大阪12月22日、合格発表=12月27日
■横浜国立大
<教育人間科学部>
出願資格に「創造的な活動にチャレンジする者」という一文が加わったが、その他は変更なく前年どおり。出願期間=8月19日~23日、1次=9月6日、1次合格発表=9月13日、2次=9月27日、2次合格発表=10月11日、最終合格発表=2月7日
<理工学部>
募集人員、出願資格、選考方法とも前年どおり。出願期間=9月27日~10月3日、1次=建築EP10月28日、その他は書類審査、1次合格発表=11月6日、2次=11月25日、合格発表=12月10日(海洋空間のみ2月10日)
■信州大
<理学部>
従来どおり自然情報科学・地質科学の2学科で実施。募集人員、出願資格、選考方法とも前年どおり。出願期間=9月2日~13日、試験日=10月12日、合格発表=1次10月2日、2次11月16日
<農学部>
従来どおり森林科学科のみ実施。募集人員、出願資格、選考方法とも前年どおり。出願期間=8月5日~9日、試験日=9月24日・25日、合格発表=1次9月10日、2次10月16日

◆国立大(西日本):2014AO入試のフォロー情報

ここでは弊社の2014全国版「AO入試年鑑」で2013年度参考資料として掲載した西日本の国立大について、その後判明した情報をお伝えする(変更点・入試日程を中心にお伝えする)。

■静岡大
実施学部・学科は前年どおりだが、工学部のうち電気電子工学科の工業・総合枠が5人→3人に縮小された。その他はほぼ前年どおり。
<AO入試Ⅰ>
出願期間=9月2日~6日、1次選抜=9月21日、2次選抜=10月5日(経済除く)、合格発表=1次9月27日、2次10月11日<AO入試Ⅱ(理‐地球科学)>出願期間=1月27日~31日、試験日=2月8日、合格発表=2月12日
■京都工芸繊維大
入試日程は既報どおり。一部に課程名称の変更があるので注意してほしい(生体分子工学→生体分子応用工学、造形工学→デザイン・建築学)。募集人員、出願資格、選考方法に変更はない。
■大阪大
前年どおりの学部で研究奨励AO入試、国際科学オリンピックAO入試を実施する。募集人員、出願資格、選考方法とも前年どおり。<研究奨励> 出願期間=12月2日~4日、2次選抜=12月26日、合格発表=1次12月13日、2次1月10日、3次2月7日 <国際科学オリンピック> 出願期間=10月15日~24日、試験日=11月17日、合格発表=12月11日
■神戸大
医学部医学科の実施内容はすべて前年どおり。出願期間=1月21日~29日、1次発表=2月6日、2次試験日=2月9日、2次合格発表=2月12日
■島根大
日程以外が未定だったが、理工特別コースの募集人員が10人→6人に縮小された。その他は全て前年どおりで実施。
■九州大
全学部とも前年どおりの内容で実施。日程は次のとおり。<AO入試Ⅰ(教育)> 出願期間=9月24日~30日、1次=10月19日、2次=11月30日、合格発表=12月18日 <AO入試Ⅱ> 出願期間=11月11日~15日、2次=2月1日、合格発表=2月12日 <21世紀プログラム> 出願期間=9月24日~30日、2次=11月2・3日、合格発表=11月25日
■佐賀大
前年どおり文化教育学部の2課程で実施。募集人員、出願資格、選考方法とも変更はない。出願期間=8月12日~19日、2次=音楽選修9月26日・27日(2日)、スポーツ分野9月19日、合格発表=1次8月30日、最終10月4日
■長崎大
実施学部・学科は前年どおりだが、一部で募集人員の変更がある。AO入試Ⅰ=社会環境デザインコース9人→10人、化学・物質工学10人→8人、AO入試Ⅱ=化学・物質工学6人→4人。出願資格、選考方法はほぼ前年どおり。日程は次のとおり。<AO入試Ⅰ>出願期間=9月2日~6日、1次合格発表=9月27日、2次=経済10月5日、環境科学10月8日、工10月10日(予備11日)、水産10月10・11日、教育10月11・12日、合格発表=10月23日 <AO入試Ⅱ>出願期間=11月11月~15日、1次選考発表=12月6日、2次=薬1月23日、歯1月24日、工1月28日、合格発表=2月12日
■鹿児島大
物理科学科の募集人員が10人→8人となった以外は、全て前年同様の内容で実施。日程は次のとおり。理学部=出願10月15日~17日、試験日=11月21・22日(物理科学11月21日)、合格発表=12月6日、水産学部=出願9月30日~10月2日、試験10月24日、合格発表11月15日

推薦入試情報

◆東日本地区私立大:2014推薦入試の新規実施速報

現在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、東日本地区の私立大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介しておこう。*印の募集人数は指定校制を含む、推薦区分は原則として本年鑑の表示による。

■北翔大
従来の3学部6学科を2学部5学科に再編。生涯スポーツ学部=スポーツ教育学科*60人、健康福祉学科*20人、教育文化学部=教育学科*37人、芸術学科*18人、心理カウンセリング学科*15人(全学科ともスポーツ推薦、自己推薦を含む)
■北海道科学大(現:北海道工業大)
従来の4学部9学科を3学部12学科に再編。工・未来デザイン学部の2学部でスポーツ推薦(自己推薦形式)を導入
■石巻専修大
人間学部=一般推薦10人、現役で3.4以上、書類・小論文・面接で選考。ほかに課外活動・同窓子女推薦も実施
■東北学院大
経営学部の有資格者推薦でB日程(5人)を新設
■東北生活文化大
生活芸術学科で美術科教員推薦(2人)を導入
■東北芸術工科大
デザイン工学部=コミュニティデザイン学科(7人)‐2014新設
■いわき明星大
科学技術・人文の2学部で吹奏楽特別推薦を導入
■つくば国際大
医療保健学部=臨床検査学科、1期*30人、2期5人、3.5以上の1浪まで可(2014新設)
■上武大
ビジネス情報学部=スポーツ健康マネジメント学科*45人、国際ビジネス学科*20人、3.2以上の1浪まで可(2014新設)
■東京国際大
言語コミュニケーション学部=中国言語文化学科3人、3.3以上の1浪まで可。スポーツ推薦も実施
■文教大
情報学部=メディア表現学科10人、情報社会学科5人、3.5以上の現役(2014新設)、経営学部=経営学科5人、3.7以上の現役(2014新設)
■淑徳大
人文学部=表現学科*15人、歴史学科*10人、3.3以上の現役(2014新設)
■上野学園大
音楽学部=奨学生推薦を導入、計23人、3.2以上
■国立音楽大
音楽学部=演奏・創作学科(2014新設)で奨学生推薦(5人)を導入
■恵泉女学園大
全学部で同窓会推薦を導入
■実践女子大
生活科学部=現代生活学科7人、3.3以上の1浪まで可(2014新設)
■上智大
総合グローバル学部=総合グローバル学科70人、4.0以上で指定資格の有資格者(2014新設)
■創価大
看護学部=看護学科20人、3.2以上の現役。国際教養学部=国際教養学科15人、3.2以上で英検2級(TOEIC450点)以上の現役(2014新設)。スポーツ推薦も実施。
■拓殖大
全学部で東日本大震災特別を導入
■玉川大
工学部=数学教員養成プログラム3人。芸術学部=メディア・デザイン学科10人、芸術教育学科5人(2014新設)
■多摩美術大
一般推薦を新規導入。芸術学科10人、演劇舞踊デザイン学科(2014新設)20人。芸術学科は全体3.5以上または国語・英語・芸術の平均が3.8以上、演劇舞踊デザイン学科は3.5以上
■中央大
自己推薦→理工学部=人間総合理工学科若干名、4.0以上(資格、コンテスト成績などの提出が好ましい)
■東京家政大
看護学部=看護学科10人、子ども学部=子ども臨床教育学科10人、各3.5以上の現役(2014新設)
■東京工科大
医療保健学部=臨床検査学科7人、3.5以上の現役(2014新設)
■東京電機大
工学部2部=電気電子工学科5人、機械工学科5人、情報通信工学科若干名、3.2以上の1浪まで可
■東洋大
2部全学科で「独立自活」支援推薦を導入。4.3以上の現役、募集人員は各学科1人。AO型推薦→国際地域学部2部の地域総合専攻で留学挑戦型5人を導入
■日本大
歯学部=歯学科7人、1浪まで可、成績基準なし、書類・適性試験・小論文・面接で選考
■日本女子大
自己推薦→文学部=英文学科若干名、英検準1級以上等の有資格者
■法政大
キャリアデザイン学部で商業学科等対象推薦(2人)を導入。全体4.0以上で英数国のいずれかが4.2以上の現役で有資格者
■武蔵野美術大
英語力重視型で映像学科3人、芸術文化学科3人、工芸工業デザイン学科3人を追加導入(詳細は本年鑑で確認)
■明星大
理工学部がスポーツ・文化活動推薦(若干名)を新規実施
■神奈川大
経営学部でグローバル人材育成部門を新設
■長岡大
有資格者推薦(若干名)、課外活動(地域貢献特別推薦、若干名)を新規実施
■新潟医療福祉大
医療技術学部=視機能科学科8人、3.5以上の1浪まで可(2014新設)

◆東日本地区私立短大:2014推薦入試の新規実施速報

現在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、東日本地区の私立短大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介しておこう。*印の募集人数は指定校制を含む、推薦区分は原則として本年鑑の表示による。

■青森中央短大
一般推薦2期=食物栄養学科5人、幼児教育学科10人、併願可、3.2以上の1浪まで可
■弘前医療福祉大短大部
一般推薦=救急救命学科8人、3.8以上の現役(2014新設)
■仙台青葉学院短大
一般推薦=歯科衛生学科30人、3.0以上の1浪まで可(2014新設)
■東北生活文化大短大部
自己推薦=生活学科食物栄養学専攻2人、成績基準なし
■いわき短大
奨学生推薦(特進特待生)=幼児教育学科若干名、専攻科福祉専攻へ進学し介護福祉士の資格取得を目指す者、3.8以上
■國學院栃木短大
自己推薦=日本文化学科15人、人間教育学科13人、個性豊かでバイタリティーあふれる有能な者
■上野学園大短大部
課外活動(合唱部推薦)=音楽科声楽専攻、合唱コンクールに出場している者
■飯田女子短大
専門課程推薦=家政学科若干名、幼児教育学科若干名、商業・農業・工業等の専門学科または総合学科出身者

ニュースフラッシュ

◆5月分:大学・短大の学部・学科設置届出

文部科学省はこのほど5月末に設置届出があった学部・学科の受理状況を公表した。4月分と比べるとかなり少なく、大学の学部設置が3校、短大の学科設置が2校、大学の学科設置が3校となっている。

<大学の学部設置>
■北翔大
教育文化学部=教育学科120、芸術学科50、心理カウンセリング学科50(人間福祉学部、生涯学習システム学部は募集停止)
■愛知東邦大
教育学部=子ども発達学科50(人間学部子ども発達学科は募集停止)
■西九州大
健康栄養学部=健康栄養学科120(健康福祉学部健康栄養学科は募集停止)
<短大の学科設置>
■東海学院大短大部
幼児教育学科150(児童教育学科は募集停止)
■宮崎学園短大
現代ビジネス科50(初等教育科、音楽科、人間文化学科は募集停止)
<大学の学科設置>
■北翔大
生涯スポーツ学部=健康福祉学科60
■国立音楽大
音楽学部=演奏・創作学科300、音楽文化教育学科音楽文化教育専攻80・幼児音楽教育専攻20(演奏学科、音楽文化デザイン学科、音楽教育学科は募集停止)
■実践女子大
生活科学部=現代生活学科60

【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座

◆AO入試(5):私立大・短大の選考パターンの特徴

AO入試の選考パターンは、推薦入試よりはるかに多種多様で、事前対話型、授業参加型、ワークショップ型など独自の選考法も導入されている。2段階選抜型(1次=書類、2次=面接等)は、国公立大の推薦入試ではかなり多いものの、私立大の推薦入試では少ない。ところが、AO入試では、この2段階選抜型が上位私立大群では主要選考パターンの1つになっている。

私立大の主要な選考パターンの特徴を簡潔にご紹介しておく。

  • (1)事前対話型 エントリー後、複数回の面談によって、正規出願(合格内定)を許可する。課題を提示して、その取り組みぶりと成果を評価に加えるケースが多い。
  • (2)授業参加型 体験授業、体験入学、セミナー、スクーリング、ワークショップなどに参加させ、その評価によって正規出願(合格内定)を許可する。1日~3日の日程で実施される。
  • (3)書類・面接型 出願書類と面接の評価によって合否を判定。推薦入試と共通の選考法で、中堅私立大ではこのパターンが最も多い。
  • (4)書類・学科試験・面接型 出願書類・面接のほかに学力検査を行う。医・歯・薬学系をはじめ理工などの自然科学系に目立つ。
  • (5)書類・小論文・面接型 出願書類・面接のほか小論文を課す。文系・理系を問わず用いられるが、推薦入試と比較すると少ない。
  • (6)2段階選抜型 1次=書類、2次=面接・小論文等と2段階で選抜を行う。上位私立大群でこのパターンが多く、大学によっては1次(書類)合格率が30~50%ときびしいので、提出書類の作成が重要なカギとなる。
  • (7)書類・実技型 芸術系・スポーツ系で用いられ、面接や小論文を含むケースも多いが、実技力の水準や活動実績が中心になる。

また、弊社では2014AO実施校の選考パターンについて地区別統計をまとめたので参考にしてほしい。

  北海道・東北 関東 中部 近畿 中四国 九州
(1)事前対話型 9 19 10 9 5 1 53
(2)授業参加型 5 30 14 29 12 2 92
(3)書類・面接型 15 74 30 45 14 26 204
(4)書・学科・面接型 2 29 7 6 4 2 50
(5)書・小論文・面接型 6 36 13 18 9 9 91
(6)2段階選抜型 10 46 21 32 6 8 123
(7)書類・実技型 3 19 4 8 5 4 43

なお、私立短大ではパターン(1)がだんぜん主流を占め、次いで(3)、(2)、(5)の選考法を用いるケースが目立つ。

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