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AO・推薦入試エクストラ12月10日号

27年1月以降で出願の間に合う2015AO入試(1)私立大東日本

AO入試情報

◆27年1月以降で出願の間に合う2015AO入試(1)私立大東日本

私立大のAO入試は、8月~11月の4か月間でほぼ終了しているが、出願が翌年1月以降でまだ出願準備が間に合う私立大もかなり残っているので、今号では該当する東日本の主な大学・学部をまとめておこう(募集人員・出願期間等の詳細は弊社のAO入試年鑑を参照してほしい)。なお、次号では西日本の私立大情報をお伝えする。

<北海道>
旭川大=経済・保健福祉(経済はAOスポーツ入試含む)、札幌国際大=人文・観光・スポーツ人間、道都大=社会福祉・経営・美術、千歳科学技術大=理工、苫小牧駒澤大=国際文化、函館大=商、北翔大=教育文化・生涯スポーツ、北海道医療大=歯・看護福祉、北海道科学大=工・保健医療・未来デザイン
<東北地区>
青森大=経営・ソフトウェア情報・社会・薬、青森中央学院大=経営法、八戸学院大=ビジネス・人間健康、八戸工業大=工・感性デザイン、弘前学院大=文・社会福祉、富士大=経済、仙台大=体育、東日本国際大=経済情報・福祉環境、福島学院大=福祉
<茨城県>
筑波学院大=経営情報
<栃木県>
足利工業大=工、宇都宮共和大=シティライフ・子ども生活、作新学院大=経営・人間文化、文星芸術大=美術
<群馬県>
関東学園大=経済、上武大=ビジネス情報、高崎商科大=商
<埼玉県>
浦和大=総合福祉・こども、共栄大=国際経営、埼玉学園大=人間・経済経営、埼玉工業大=工・人間社会、十文字学園女子=大人間生活、城西大=経済・現代政策・経営・薬、尚美学園大=芸術情報・総合政策、駿河台大=法・経済経営・メディア情報・現代文化・心理、聖学院大=政治経済・人文・人間福祉、西部文理大=サービス経営、東京国際大=商・経済・言語コミュニケーション・国際関係・人間社会、東邦音楽大=音楽、日本工業大=工、日本保健医療大=保健医療、日本薬科大=薬、人間総合科学大=人間科学・保健医療、平成国際大=法、武蔵野学院大=国際コミュニケーション、ものつくり大=技能工芸
<千葉県>
愛国学園大=人間文化、植草学園大=発達教育・保健医療、江戸川大=社会・メディアコミュニケーション、国際武道大=体育、敬愛大=経済・国際、淑徳大=総合福祉・コミュニティ政策・教育・看護栄養・人文・経営、城西国際大=経営情報・国際人文・福祉総合・薬・メディア・観光・環境社会、清和大=法、千葉経済大=経済、千葉商科大=商経・政策情報・サービス創造・国際教養、中央学院大=商・法、東京情報大=総合情報、日本橋学館大=リベラルアーツ、明海大=外国語・経済・不動産・ホスピタリティツーリズム・歯、麗澤大=経済

◆27年1月以降で出願の間に合う2015AO入試(1)私立大東日本(続)

ここでは東日本の私立大のうち、出願が翌年1月以降でまだ出願準備が間に合う東京都・神奈川県・山梨県・長野県・新潟県の主な大学・学部をまとめておこう(募集人員・出願期間等の詳細は弊社のAO入試年鑑を参照してほしい)。

<東京都>
上野学園大=音楽、嘉悦大=経営経済・ビジネス創造、杏林大=総合政策・外国語、国士舘大=文・理工・21世紀アジア、駒沢女子大=人文、産業能率大=情報マネジメント、多摩大=経営情報・グローバルスタディーズ、高千穂大=商・経営・人間科学、帝京科学大=生命環境・医療科学・こども、デジタルハリウッド大=デジタルコミュニケーション、東京有明医療大=保健医療、東京医療保健大=医療保健、東京経済大=全学部(スカラシップ入試)、東京工芸大=工・芸術、東京純心大=現代文化、東京女子体育大=体育、東京未来大=こども心理・モチベーション行動科学、東京富士大=経営、東洋学園大=グローバルC・人間科学・現代経営、日本文化大=法、ヤマザキ学園大=動物看護、立正大=地球環境科学・仏教
<神奈川県>
相模女子大=学芸・人間社会、松蔭大=経営文化・コミュニケーション文化・観光メディア文化、湘南工科大=工、昭和音楽大=音楽、田園調布学園大=人間福祉・子ども未来、桐蔭横浜大=法・医用工・スポーツ健康政策、横浜商科大=商、横浜創英大=こども教育、横浜薬科大=薬
<甲信越地区>
山梨学院大=法・現代ビジネス・経営情報、山梨英和大=人間文化、長野大=社会福祉・環境ツーリズム・企業情報、松本歯科大=歯、敬和学園大=人文、長岡大=経済経営、新潟経営大=経営情報、新潟産業大=経済、新潟薬科大=応用生命科学、新潟リハビリテーション大=医療

推薦入試情報

◆12月下旬~1月で出願の間に合う国公立大の2015推薦入試

国公立大でセ試を課さない推薦入試は、あらかた11月中に終了する。しかし、セ試併用型では12月下旬~1月の出願設定が相当数あり、まだ準備の間に合うケースがある。それらの主な大学・学部と募集人員(カッコ内は出願期間)をまとめてご紹介しておく(詳細は弊社の推薦入学年鑑を参照してほしい)。

<国立大>

■小樽商科大
商昼=90人(1月15日~22日)
■室蘭工業大
工昼=84人(1月21日~29日)
■秋田大
教育文化=15人、医=医42人・保健26人、理工=52人、国際資源=13人(12月17日~24日)
■山形大
理=32人、工=35人(1月19日~22日)
■宇都宮大
農=農業環境工4人(1月19日~23日)
■東京外国語大
言語文化=12人(1月13日~22日)
■東京医科歯科大
医=医4人(1月19日~27日)
■東京農工大
農=32人、工=38人(1月16日~22日
■一橋大
商=15人(1月26日~30日)
■横浜国立大
理工=35人(1月22日~28日)
■岐阜大
医=医40人(1月21日~23日)
■静岡大
人文社会科学昼=61人、人文社会科学夜=35人、教育=72人、情報=17人、理=24人、工=56人、農=26人(1月26日~30日)
■愛知教育大
教育=61人(1月19日~23日)
■名古屋大
法=45人、経済=40人、情報文化=16人、理=50人、医=医12人・保健74人、工=74人、農=34人(1月20日~23日)
■名古屋工業大
工1部=一般推薦75人(1月20日~23日)
■三重大
人文(推薦C)=10人(1月19日~23日)
■神戸大
医=医10人(1月20日~28日)
■和歌山大
教育=20人、システム工=35人(1月6日~8日)
■鳥取大
地域=9人、工=22人(1月20日~23日)
■島根大
総合理工=35人(1月19日~23日)
■岡山大
経済昼=40人、歯=10人(1月19日~23日)
■徳島大
総合科学=50人、歯=15人、薬=10人、工昼=160人、医=医42人・医科栄養10人・保健33人(1月20日~23日)
■香川大
法昼=30人、経済昼=37人、工=26人(1月19日~23日)
■高知大
教育=25人、農=45人(1月20日~23日)
■九州工業大
工=13人、情報工=10人(1月21日~26日)
■佐賀大
理工=27人(1月19日~26日)
■熊本大
教育=20人、医=医20人・保健21人、薬=20人、工=94人(1月19日~22日)
■鹿児島大
法文=82人、教育=37人、医=医17人、歯=5人、共同獣医=3人、工=52人(1月20日~22日)

<公立大>

■秋田県立大
推薦C→生物資源科学=14人、システム科学技術=21人(1月5日~9日)
■高崎経済大
経済=30人、地域政策=45人(1月5日~13日)
■横浜市立大
国際総合科学=35人(1月13日~23日)
■都留文科大
文=初等教育15人、比較文化15人(1月13日~26日)
■岐阜薬科大
薬=18人(1月19日~23日)
■静岡県立大
国際関係=12人、薬=20人(1月20日~26日)
■愛知県立大
外国語=43人(1月20日~26日)
■名古屋市立大
医=医25人、薬=14人、経済=30人、芸術工=12人、看護=37人(1月19日~23日)
■三重県立看護大
看護=5人(1月26日~29日)
■京都府立医科大
医=医7人(1月21日~26日)
■大阪市立大
商=6人、医=看護10人、生活科学=25人(1月19日~23日)
■大阪府立大
現代システム科学=47人、生命環境科学=24人(1月20日~22日)
■兵庫県立大
経済=商業科等推薦5人(1月5日~9日)
■新見公立大
看護=12人(1月19日~23日)

◆私立大:12月下旬~1月以降で出願の間に合う2015推薦入試(1)東日本

私立大の公募推薦入試は、11月~12月上旬にあらかた終了するが、12月20日~1月以降でも出願の間に合うケースがかなり残っている。今号ではまず東日本の私立大・学部をご紹介しておく。複数区分を実施する場合、対象となる推薦区分も併記するが、一般推薦のみのケースについては特に表記しない(募集人員・日程等の詳細は弊社の推薦入学年鑑を参照してほしい)。

<北海道>
札幌大地域共創学群=課外活動・自己推薦、札幌学院大全学部=課外活動、道都大全学部=スポーツ・自己推薦、函館大商=専門課程、北海道情報大経営情報・医療情報・情報メディア=一般・専門課程、稚内北星学園大情報メディア、酪農学園大全学群(獣医学類除く)=自己推薦
<東北>
富士大経済=一般・スポーツ、東北文化学園大全学部=自己推薦、東北公益文化大公益=一般・特定教科・有資格者・課外活動、いわき明星大教養・薬=自己推薦、東日本国際大=経済情報・福祉環境
<関東>
共愛学園前橋国際大国際社会=一般・有資格者・課外活動・宗教関連、浦和大総合福祉・こども=一般・専門課程・自己推薦、共栄大=教育・国際経営、聖学院大全学部=スポーツ推薦、日本保健医療大=保健医療、敬愛大=経済・国際、千葉経済大経済=一般・自己・専門課程、千葉商科大全学部=一般・特定教科・有資格者・課外活動、明海大全学部(歯以外)=課外活動、麗澤大=経済、流通経済大全学部=有資格者・自己推薦、同スポーツ健康科学=スポーツ推薦、亜細亜大全学部=スポーツ推薦、国士舘大全学部=スポーツ推薦、高千穂大商・経営・人間科学=一般、デジタルハリウッド大デジタルコミュニケーション=自己推薦、東洋学園大=全学部、相模女子大全学部=同窓子女、松蔭大=全学部、横浜創英大=看護・こども教育、横浜美術大美術=自己推薦
<甲信越>
身延山大仏教=宗教関連、敬和学園大人文=スポーツ推薦、新潟産業大経済=自己推薦

ニュースフラッシュ

◆中教審が大学入試改革案を公表

最近、大学入試の改革に関する議論が注目を集めている。政府の教育再生実行会議が昨年10月に「能力・意欲・適性を多面的、総合的に評価する大学入学者選抜制度」を提言した。センター試験は、知識の暗記だけでは解けない「考える力」をみるものに転換すると共に、面接や活動歴も評価するよう大学側に求めた。

これを受けて、中教審が改革案を議論してきたが、このほどその概要が判明した。その内容は、(1)高校2・3年生を対象とする「高校基礎学力テスト」(年複数回実施)と(2)高3生・既卒者を対象とする「大学入学希望者学力評価テスト」の2本柱からなる。(1)は教科・科目ごとに実施するが、(2)は選択式だけでなく記述式を導入し、成績も1点刻みではなく段階制を導入し、教科の枠を超えて思考力や判断力、表現力を問うとしている。英語では4技能を測るために民間の検定資格試験も活用する。大学はこの評価テストの成績と、面接、小論文や志望理由書などの資料を合せて合否判定を行うことが求められる。  現政権はアベノミクスの一環として教育改革にも力を入れており、大学入試改革は必然的に小学・中学・高校の教育課程とも連動して、全体に強いインパクトをもたらすものだ。上記の(1)(2)を全国で実施するには、現行セ試の数倍の予算とスタッフを確保しなければならず、「記述式」の採点にバラツキが出ては混乱を招く。1学部で万単位の受験生が集まる私立大で、果たして記述式を実施できるかどうかは疑問だろう。

また、高校現場の教育のあり方も必然的に変わらざるをえない。教科書中心の知識教育だけでは追いつかなくなる。そうすると、高校間の教育の格差がより広がるとも考えられる。

ともあれ、両テストのスケジュールをみると、2016年度までに制度設計や検証を終え、(1)は17・18年度の2か年でプレテストを実施、19年度から開始、(2)は2017年度に内容決定と公表、19年度までの3年間をプレテストの準備・実施に当て、20年度から開始する予定となっている。

もう一つ中教審案で注目されるのは、一般・推薦・AOという入試区分を廃止する、としている点だろう。当然ながら、入学者の5割余がAO・推薦入学者で占めている私立大がその変更を受け入れることはないと予測されるが、それにしても「基礎学力テスト」はAO・推薦入試における重要な選考要因になりうるので、高校側としてはこれまで以上に入学時からの学習指導に万全を期して臨むよう迫られるはずだ。

【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座

◆AO入試(9):2016合格対策の必須ポイント(1)面接

全国の高校進路指導部では、一般入試戦線に向けての総仕上げのかたわら、早期にAO合格を果たした生徒のフォローにも大学と連携しつつ苦心されていることだろう。今号では、翌年度のAO入試に向けて、合格対策の中で最も重要である「面接」について、その概要と対策を整理しておくので、今後の指導に生かしてほしい。

まず、AO入試ではどのような選考パターンであれ、どの地区であれ、必ず面接を実施するケースが大半を占める。究極の人物重視型であるAO入試では、面接結果が合否判定を大きく左右する。その実施形態は個別・集団の2タイプに分かれ、全般的には個別が多いが、国立大や一部の私立大では討論を主とした集団面接を実施するケースもかなりある。

面接に際しては、事前に面接カードを記入させたり、口頭試問用の課題を与えたりするケースもあるが、一般的に面接の質問は(1)一般事項、(2)学力に関する口頭試問の2つに大別できる。

<一般事項>
(1)本人の特性に関する事柄=長所・短所、健康状況、趣味、学習興味分野など、(2)高校生活=思い出、特別・課外活動歴、得意・不得意科目、出欠状況など、(3)教養・一般常識=尊敬する人物、印象に残った本、時事的意見、専攻分野の知識、大学提示の課題など、(4)志望動機等=志望理由、入学意志の確認(第1志望が前提)、入学後の抱負、卒業後の希望進路など、の4項目に大別できるが、とりわけ志望理由と入学目的、将来の進路と計画、高校生活の状況などが重視される傾向にある。これらの質問・応答を通して、大学側は学問・研究や大学生活に対する意欲や資質、人物・人間性、将来性などを総合的に検証するわけである。

従って、生徒の指導に当たっては、ふだんから大学進学への理念や目的を明確にすると共に、それに対するふさわしい学習や活動を目ざす生活を確立する姿勢を身につけさせる必要がある。生徒自身のキャリアと個性の形成が、AO入試攻略の大きな原動力になる。

<学力に関する口頭試問>
AO入試における学力把握措置が明確化されて以来、基礎学力をみる口頭試問は私立大でも比重を増している。文系よりは理系でその比重が高く、学科・専攻関連の基礎学力(理系は英語・数学・理科が中心)を試問したり、簡単な実験作業を課したりするケースもある。これらの応答・作業を通して、受験者の素質、思考力、表現力、意欲などを多角的に把握しようとする。

そのため、ふだんの学習の中で、問題解決を論理的に思考し、第三者に分かりやすく説明できる能力を身につけるよう指導しておくことが大切になる。

そして、実際の面接ではマナーや言葉づかいなども重要な要素になる。ふだんの高校生活の中でも、こうした事柄に留意して生徒を育てることによって、生徒にAO面接への豊かな対応力を身につけさせることができるだろう。

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