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AO・推薦入試エクストラ8月10日号

国立大:2015AO入試のフォロー情報速報

AO入試情報

東日本国立大:2015AO入試のフォロー情報速報

先月上旬に全国の高校に弊社の全国版「AO入試年鑑」をお送りしたが、その時点では入学者選抜要項が未公表の国立大が相当数あり、これらのケースは「2014年度参考資料」として掲載している。7月末~8月初旬までに要項を入手でき、新たに2015AO入試の概要が判明したケースを本メルマガでフォローしておきたい。主な変更点や日程を中心にご紹介する。

■旭川医科大
募集人員・出願資格・選考方法とも前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=10月7日~14日、試験日=11月8日(集団面接)、11月9日(課題論文・個別面接)、合格発表=2月10日
■北海道教育大
前年どおり岩見沢校の2専攻で実施。募集人員・出願資格・選考方法とも前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=10月20日~27日、試験日=11月22・23日、合格発表=12月5日
■弘前大
医学科の募集人員が42→47人へ増加(うち青森県内枠は27人→30人)。指定地域・出願資格・選考方法は前年どおり。出願期間=9月1日~5日、試験日=1次10月4・5日(2日)、2次11月2日、合格発表=1次10月17日、最終2月10日
■東北大
<AOⅡ期>文・理・工学部は前年どおりの実施内容。新たに農学部が加わる。募集人員=15人、出願資格=4.3以上で数学・理科の履修条件を満たす者。AO入試Ⅱの日程は次のとおり。出願期間=10月10日~16日、試験日=1次10月25日(文のみ)、2次‐文11月22日、理・工・農‐11月22日・23日、合格発表=12月2日
<AOⅢ期>教育・法・経済・医・歯・薬・工・農の実施内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=1月20日~23日、2次試験日=2月9日(工のみ9・10日)、合格発表=1次2月5日、2次2月11日
■筑波技術大
募集人員・出願資格・選考方法とも前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=12月9日~11日、試験日=本学12月20日(大阪会場12月21日)、合格発表=12月26日
■千葉大
小学校教員養成課程で全国選抜枠・地域選抜枠とも前年どおり。選考方法が書類審査・専門適性検査・面接・CTへ変更。専門適性検査は理解力や表現力等をはかる課題。日程は次のとおり。出願期間=9月1日~5日、試験日=9月20日、合格発表=2月10日(内定9月26日)
■電気通信大
インターンシップコースの実施内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=11月1日~5日、試験日=11月13・14日、合格発表=2月10日
■横浜国立大
教育人間科学部(教科教育コース)の実施内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=8月11日~15日、試験日=1次9月5日、2次9月26日、合格発表=1次9月12日、2次10月10日、最終2月6日 理工学部の実施内容も前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=9月26日~10月2日、試験日=1次10月20日(建築教育EP‐その他は書類審査)、2次11月21日、合格発表=1次11月5日、2次12月9日(海洋空間のみ最終合格発表2月7日)
■信州大
理学部は現行の6学科を2学科7コースに改組予定。募集人員、AO入試の募集人員・出願資格は前年どおり。出願期間=9月19日~25日、試験日=2次10月18日、合格発表=1次10月8日、2次11月5日(地質科学科の最終合格発表2月6日) 農学部は現行の3学科を1学科4コースに改組予定。実施内容は前年どおり。出願期間=9月24日~30日、試験日=1次10月13日、2次11月4・5日、合格発表=1次10月21日、2次11月11日

◆西日本国立大:2015AO入試のフォロー情報速報

ここでは弊社の2015全国版「AO入試年鑑」で「2014年度参考資料」として掲載した西日本の国立大について、その後判明したAO入試情報をお伝えする(変更点・入試日程を中心にお伝えする)。

■金沢大
医薬保健学域の実施内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=10月17日~23日、試験日=11月29・30日、合格発表=1次11月7日、最終2月9日
■静岡大
実施学部・学科に変化はないが、工学部で募集人員の増減があるので注意してほしい。出願資格・選考方法は前年どおり。人文社会・情報・工学部の日程は次のとおり。出願期間=9月1日~5日、試験日=1次9月20日(人文社会は1次のみ)、2次10月4日、合格発表=最終10月10日。理学部の日程は次のとおり。出願期間=1月26日~30日、試験日=2月7日、合格発表=2月10日
■京都工芸繊維大
入試日程は既報どおりだが、教育研究組織の整備を予定。機械システム工学課程→機械工学課程へ名称変更。募集人員が変化するのは、応用化学系12人→9人、電子システム5人→3人、機械工学5人→4人、先端科学技術(夜)10人→8人など。スクーリングを中心とする選考方法はほぼ前年どおり。
■大阪大
研究奨励AO入試の内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=12月1日~3日、試験日=2次12月26日、合格発表=1次12月12日、2次1月9日、最終2月6日 国際科学オリンピックAO入試も実施内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=10月14日~23日、試験日=11月9日、合格発表=12月10日
■島根大
実施学部・学科、募集人員その他全て前年どおりの実施内容。日程は次のとおり。教育学部→出願期間=10月1日~7日、試験日=1次10月25日、2次11月22日、合格発表=1次10月31日、2次12月1日、総合理工学部→出願期間=8月1日~7日、試験日=9月22日、合格発表=1次9月1日、2次10月3日、理工特別コース→出願期間=11月4日~10日、試験日=11月22日、合格発表=2次12月1日、最終合格発表=2月10日
■九州大
<AO入試Ⅰ>教育学部のみで実施内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=9月22日~26日、試験日=1次10月18日、2次=11月29日、合格発表=12月18日
<AO入試Ⅱ>新たに法学部が加わる。募集人員=10人、出願資格は特にないが、英検・TOEFL・TOEIC等の成績を選考に用いる。2次試験では東京会場を設けている。その他の学部は全て前年どおりの実施内容で、日程は次のとおり。出願期間=11月10日~14日、試験日=2次1月31日、合格発表=2月10日
<21世紀プログラム>実施内容は前年どおり。日程は次のとおり。出願期間=9月22日~26日、試験日=2次11月1・2日、合格発表=11月25日
■佐賀大
前年どおり文化教育学部の2選修で実施。日程は次のとおり。出願期間=8月11日~18日、試験日=2次9月25日・26日(スポーツ分野は9月26日)、合格発表=1次9月1日、2次10月6日
■長崎大
<AO入試Ⅰ>今春新設の多文化社会学部で新規実施。募集人員=20人、出願資格=TOEFL‐iBT61点(PBT500点)、英検準1級以上等の有資格者、選考方法=1次は書類審査、2次は筆記試験・面接(日本語・英語)。日程は次のとおり。出願期間=9月1日~5日(AO入試Ⅰ共通)、試験日=2次10月9日、合格発表=1次9月26日、2次10月22日。教育学部・経済学部は前年どおりで試験日=教育10月10・11日、経済10月4日。工学部ではコースにより一部募集人員が変更となっているが、実施内容は前年どおり。試験日=10月9日、合格発表=10月22日、水産学部も実施内容は前年どおり。試験日=10月9・10日、合格発表=10月22日
<AO入試Ⅱ>歯・薬学部の実施内容は前年どおり。工学部はコースにより募集人員が変動しているので要注意だが、実施内容は前年どおり。出願期間=11月10~14日、試験日=2次‐歯1月23日、薬1月22日、工1月27日、合格発表=2月10日
■鹿児島大
前年どおり理学部の3学科と水産学部の実施で、内容は同じ。日程は次のとおり。理学部→出願期間=10月14日~16日、試験日=11月20・21日(物理科学科11月20日)、合格発表=12月5日、水産学部→出願期間=9月29日~10月1日、試験10月23日、合格発表11月14日

推薦入試情報

◆東日本地区私立大・短大:2015推薦入試の新規実施速報

現在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、東日本地区の私立大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介する。募集人員の*印は指定校制を含むケース、推薦区分の名称は原則として本年鑑の表示による。

■札幌大
地域共創学群の学群募集で自己推薦(活動)を新規実施。募集人員は3人
■札幌大谷大
社会学部で課外活動(地域貢献枠)10人を新規導入。成績基準→3.8以上
■札幌学院大
法・経営学部の自己推薦でC日程を新設
■石巻専修大
全学部でスポーツ推薦を導入。理工6人、経営24人、人間6人
■東北福祉大
一般・課外活動推薦(B方式)で総合福祉学部=福祉行政学科27人、教育学部=教育学科48人(2015新設)。専門・同窓子女推薦(A方式)も実施
■いわき明星大
教養学部=地域教養学科*100人(2015新設)
■十文字学園女子大
人間生活学部=文芸文化学科*20人、健康栄養学科*35人(各2015新設)
■千葉商科大
国際教養学部=国際教養学科5人(2015新設)
■流通経済大
全学部で自己推薦(得意科目特別)を新規実施。全体3.0以上で1教科が4.3以上
■青山学院大
社会情報学部でスポーツ推薦(エリートアスリート)を新規実施
■桜美林大
リベラルアーツ学群とビジネスマネジメント学群で、学内併願推薦と学外併願推薦を導入。成績基準→いずれも3.8以上
■工学院大
先進工学部=各学科2名(2015新設)
■玉川大
文学部=英語教育学科10人、工学部=エンジニアリングデザイン学科5人(各2015新設)
■東京医科大
医学科で山梨県地域枠特別2人を新規実施。成績基準→4.0以上
■東京経済大
全学部でスポーツ特別推薦(計40人)、経営学部で簿記資格取得者推薦(10人)、経済・コミュニケーション学部で英語資格取得者推薦(各10人)、現代法学部で自己推薦(10人)を新規導入
■東京聖栄大
食品学科で自己推薦(8人)を新規実施
■東邦大
理学部=情報科学科2人
■東京理科大
経営学部で一般推薦(若干)を導入。成績基準→数学・国語・外国語の平均が4.0以上
■東洋大
経済学部1部=国際経済学科が学校推薦を新規実施(英語等の資格証明提出が必要)。社会学部1部=社会福祉学科が学校推薦を新規実施
■日本大
生物資源科学部=くらしの生物学科で一般推薦・後継者推薦を新規実施(2015新設)。生物資源科学部=国際地域開発学科で有資格者推薦(若干)を新規実施。生物資源科学部=獣医学科で「公務員等地域獣医師後継者推薦」を新規導入(若干)
■明治大
総合数理学部=ネットワークデザイン学科で自己推薦(3人)を新規実施。成績基準→数学・理科・英語が各3.6以上、数学ⅠⅡⅢABの履修者で英検等のスコアまたは証明書を提出できる者
■神奈川工科大
工学部=臨床工学科(2015新設)で、一般推薦*5人、専門課程推薦2人、自己推薦2人
■鶴見大
文学部でスポーツ推薦を新規導入(学部計16人)
■横浜商科大
商学部=観光マネジメント学科(2015新設)。成績基準→A日程は3.2以上、B日程は基準なし
■新潟医療福祉大
医療技術学部=臨床技術学科で特別推薦(4人)を新規実施

◆東日本私立短大:2015推薦入試の新規実施速報

現在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、東日本地区の私立短大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介する。募集人員で*印は指定校制を含むケース、推薦区分の名称は原則として本年鑑の表示による。

■千葉明徳短大
一般推薦を新規導入。保育創造学科=15人、出願資格→3.0以上で欠席日数12日以内。出願期間=1期10月14日~24日、2期11月11日~21日、試験日=1期11月2日、2期11月29日、合格発表=1期11月6日、2期12月3日
■日本大短大部
建築・生活デザイン、ものづくり・サイエンス総合、生命・物質化学の3学科で自己推薦(計12人)を新規実施
■小田原短大
食物栄養・保育の2学科で同窓子女推薦を新規実施(各若干)

ニュースフラッシュ

◆27年度開設予定の私立大の学部等の設置届出受理(5月分)

前回も5月分の設置届出受理状況をお伝えしたが、追加で受理された分があり、少数ではあるがご紹介しておく。

<私立大の学部の設置>2校

■関東学院大
教育学部=こども発達学科140、栄養学部=管理栄養学科100、社会学部=現代社会学科180(文学部現代社会学科、人間環境学部人間発達学科・健康栄養学科は募集停止/名称変更=文学部→国際文化学部、英語英米文学科→英語文化学科)
■福井工業大
環境情報学部=環境・食品科学科50、経営情報学科80、デザイン学科50(工学部の環境生命化学科・経営情報学科・デザイン学科・産業ビジネス学科は募集停止)

<私立大の学科設置>1校

■梅光学院大
文学部=人文学科(文学部日本文学科、国際言語文化学部英語英文学科・東アジア言語文化学科は募集停止)
(注)6月末分の申請状況がまだ公表されておらず、公表され次第、次のメルマガでお伝えする。

【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座

◆AO入試(5):私立大・短大の選考パターンの特徴

AO入試の選考パターンは、推薦入試よりはるかに多種多様で、事前対話型、授業参加型(体験入学型)、ワークショップ型など独自の選考法も導入されている。2段階選抜型(1次=書類、2次=面接等)は、国公立大の推薦入試ではかなり多いものの、私立大の推薦入試では少ない。ところが、AO入試では、この2段階選抜型が上位私立大群では主要選考パターンの1つになっている。

私立大の主要な選考パターンの特徴を簡潔にご紹介しておく。

(1)事前対話型
エントリー後、複数回の面談によって、正規出願(合格内定)を許可する。課題を提示して、その取り組みぶりと成果を評価に加えるケースが多い。
(2)授業参加型
体験授業、体験入学、セミナー、スクーリング、ワークショップなどに参加させ、その評価によって正規出願(合格内定)を許可する。1日~3日の日程で実施される。
(3)書類・面接型
出願書類と面接の評価によって合否を判定。推薦入試と共通の選考法で、中堅私立大ではこのパターンが最も多い。
(4)書類・学科試験・面接型
出願書類・面接のほかに学力検査を行う。医・歯・薬学系をはじめ理工などの自然科学系に目立つ。
(5)書類・小論文・面接型
出願書類・面接のほか小論文を課す。文系・理系を問わず用いられるが、推薦入試と比較すると少ない。
(6)2段階選抜型
1次=書類、2次=面接・小論文等と2段階で選抜を行う。上位私立大群でこのパターンが多く、大学によっては1次(書類)合格率が30~50%ときびしいので、提出書類の質的な完成度が重要なカギとなる。
(7)書類・実技型
芸術系・スポーツ系で用いられ、面接や小論文を含むケースも多いが、実技力の水準や活動実績が選考の中心になる。

また、弊社では2015AO実施校の選考パターンについて地区別統計をまとめたので参考にしてほしい。

北海道
東北
関東 中部 近畿 中四国 九州
(1)事前対話型 13 20 10 11 8 3 65
(2)授業参加型 6 29 15 29 10 2 91
(3)書類・面接型 13 71 28 43 12 23 190
(4)書類・学科・面接型 2 30 8 6 4 3 53
(5)書類・小論文・面接型 5 37 10 19 11 8 90
(6)2段階選抜型 9 45 18 32 6 8 118
(7)書類・実技型 3 17 4 6 4 4 38

なお、私立短大ではパターン(1)がだんぜん主流を占め、次いで(3)、(2)、(5)の選考法を用いるケースが目立つ。

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