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AO・推薦入試エクストラ1月25日号

私立大:2012AO入試結果調査速報(1)東日本

AO入試情報

◆私立大:2012AO入試結果調査速報(1)東日本

弊社では私立大の2012AO入試結果の調査を開始。大学独自のホームページで公開されているものも含め、判明した主要大学のデータを今号から3月にかけて順次ご紹介する。なお、スペースに限りがあり、学部単位でのデータになることをご了承いただきたい。

大学 学部 志願者数 合格者数 倍率 前年度比
志願者指数
■東北芸術工科大 芸術 180 140 1.3 102
デザイン工 249 180 1.4 125
■東北工業大 158 129 1.2 94
ライフデザイン 78 71 1.1 62
■聖徳大 児童(昼) 161 147 1.1 85
心理・福祉 39 33 1.2 85
人文 15 15 1.0 79
人間栄養 66 31 2.1 69
音楽 72 37 1.9 225
■亜細亜大 経営 122 54 2.3 98
■慶應義塾大 法FIT‐A 240 80 3.0 82
法FIT‐B 168 79 2.1 (新規)
■大正大 101 51 2.0 103
表現 93 31 3.0 166
人間 143 63 2.3 114
仏教 6 6 1.0 24
■和光大 現代人間 125 87 1.4 93
表現 130 121 1.1 133
経済経営 86 83 1.0 67

(注)関東は全国の中で最もAO入試が活発な地区。学部・学科により志願者が大きく変動するので要注意だ。慶應義塾大のAO入試結果は法のFIT入試のみ公開されていたが、新規実施のB方式は成績基準が全体4.0以上などときびしいが、かなりの志願者が集中したことが注目される。

◆私立大:2012AO入試結果調査速報(1)西日本

ここでは西日本の主要私立大で判明した2012AO入試結果をご紹介する。なお、スペースに限りがあり、学部単位でのデータになることをご了承いただきたい。

大学 学部 志願者数 合格者数 倍率 前年度比
志願者指数
■金沢工業大 123 89 1.4 85
情報フロンティア 60 51 1.2 150
環境・建築 53 48 1.1 126
バイオ・化学 21 13 1.6 111
■愛知淑徳大
(AOⅡ)
68 44 1.5 99
人間情報 50 34 1.5 78
心理 49 26 1.9 72
メディア 96 55 1.7 93
健康医療科学 108 31 3.3 104
福祉貢献 65 25 2.6 93
交流文化 114 56 2.0 146
ビジネス 64 37 1.7 90
■大阪産業大
(前期)
人間環境 122 53 2.3 92
経営 90 55 1.6 73
経済 65 48 1.4 96
デザイン工 20 17 1.2 65
73 45 1.6 120
■阪南大 国際コミュニケーション 46 30 1.5 124
国際観光 37 31 1.2 69
経済 70 45 1.6 91
流通 58 20 2.9 129
経営情報 45 33 1.4 71
■桃山学院大 国際教養 20 12 1.7 125
社会 47 20 2.4 77
14 10 1.4 127
経済 14 13 1.1 61
経営 22 13 1.7 71
■福岡大 44 15 2.9 90
53 17 3.1 72
スポーツ科学 155 38 4.1 84

推薦入試情報

◆私立大:2012推薦入試結果調査速報(1)東日本

弊社では私立大の2012推薦入試結果の調査を開始。大学独自のホームページで公開されているものも含め、判明した主要大学のデータを今号から3月にかけて順次ご紹介する。なお、スペースに限りがあり、学部単位でのデータになることをご了承いただきたい(*印を付した志願者数は指定校制等を含む)。

大学 学部 志願者数 合格者数 倍率 前年度比
志願者指数
■東北芸術工科大
(自己推薦)
芸術 *165 75 2.2 174
デザイン工 *185 90 2.1 167
■亜細亜大
(一般)
経営 147 86 1.7 100
経済 69 55 1.3 147
106 88 1.2 83
国際関係 127 94 1.4 123
■北里大 獣医 72 27 2.7 55
海洋生命科学 54 36 1.5 132
28 25 1.1 68
医療衛生 205 77 2.7 81
■慶應義塾大 文(自主応募) 324 122 2.7 125
■大正大 *104 45 2.3 78
表現 *87 42 2.1 109
人間 *126 55 2.3 71
仏教 *7 5 1.4 100
■東京農業大 229 142 1.6 101
応用生物科学 284 77 3.7 80
地域環境科学 99 91 1.1 67
国際食糧情報 153 129 1.2 81
生物産業 94 80 1.2 52
■和光大 現代人間 *65 58 1.1 84
表現 *63 63 1.0 86
経済経営 *99 99 1.0 86

(注)上智大の公募推薦の場合、志願者数のみ判明。神・外国語学部を除いてほぼ志願減で、前年度比指数は88にとどまった。

◆私立大:2012推薦入試結果調査速報(1)西日本

ここでは西日本の主要私立大で判明した2012推薦入試結果をご紹介する。なお、スペースに限りがあり、学部単位でのデータになることをご了承いただきたい(*印を付した志願者数は指定校制等を含む)。

大学 学部 志願者数 合格者数 倍率 前年度比
志願者指数
■金沢工業大
(一般)
*215 187 1.1 80
情報フロンティア *80 61 1.3 140
環境・建築 *76 71 1.1 109
バイオ・化学 *34 28 1.2 81
■名城大
(公募制)
117 101 1.2 79
経営 49 32 1.5 50
経済 38 10 3.8 60
人間 69 51 1.4 90
都市情報 24 23 1.0 77
理工 409 180 2.3 83
187 73 2.6 84
40 25 1.6 75
■京都造形芸大 芸術 798 183 4.4 73
■龍谷大
(2教科型)
2,573 426 6.0 136
経済 1,372 318 4.3 85
経営 1,122 191 5.9 87
833 243 3.4 107
政策 387 160 2.4 66
理工 1,222 526 2.3 99
社会 1,047 409 2.6 91
国際文化 887 335 2.6 90
■関西外語大
(一般)
英語キャリア 923 96 9.6 68
外国語 4,178 1,504 2.8 119
国際言語 1,537 613 2.5 146
■近畿大
(一般)
1,600 511 3.1 87
経済 3,030 593 5.1 86
経営 3,994 741 5.4 91
理工 4,318 733 5.9 91
建築 1,629 258 6.3 102
1,146 194 5.9 103
文芸 1,504 288 5.2 99
総合社会 3,061 588 5.2 100
2,450 481 5.1 87
603 46 13.1 121
生物理工 1,096 410 2.7 91
486 288 1.7 100
産業理工 122 46 2.7 95

(注)次号では佛教大、摂南大、神戸学院大等の人気私大の情報をお伝えする予定。

ニュースフラッシュ

◆センター試験で運営ミスが多発!!

大学入試センターは、試験初日の地理歴史と公民で問題冊子の配布をめぐるトラブル発生が全国58会場にのぼり、計約4,500人の受験生に影響があったことを翌15日に公表した。運営側の不手際によるトラブルとしては、1990年の試験開始以来、最悪の状況となった。

同センターによると、試験開始時刻までに配布が間に合わなかったり、配布ミスに気づいたりして開始を遅らせたのが48会場(受験生4,053人)、開始後にミスがわかって途中で配布したのが10会場(512人)あった。長崎県の県立対馬高校会場(32人)では、トラブルで解答時間が短くなったため、受験者には再試験を行う。ただ、この時点では集計に漏れているケースがあり、影響会場数(受験生数)はさらに拡大するとみられていたが、最終的に1月18日付けで影響を受けた受験生数は7,515人、配布ミスで再試験の対象となるのが81会場、3,462人(20日に3,452人に修正)と発表したうち、241人が再試験を希望した。

試験監督官への周知・研修が十分徹底されたか疑問だが、大学教授スタッフでもある監督官の大学入試に臨む姿勢にも緩みが感じられる。配布ミスによって、第1科目を希望科目で受験できなかった受験生が出たことは重大なミスと言わざるを得ない。今回の運営ミスを踏まえ、今後の改善が望まれる。

また、英語リスニングに使用するICプレーヤーの不具合の問題も依然として解決していないばかりでなく、今回は配布ミスまでもあった。

そして、理科では、第1科目と第2科目の試験時間の間に設けられた解答用紙の回収配布を行う10分間にトイレなどに集団で退出する受験生が相次いでいたことも判明した。この時間でのトイレは原則として禁止なのだが、受験生が挙手してトイレ退出を求めた時は、受験番号を控えたうえで監督官が付き添いトイレまで同行することになっているが、集団で退出した場合、監督官の目は届かず、「カンニングの温床」になりかねないリスクをはらんでいる。地理歴史・公民でも同様の懸念がある。いずれにせよ、試験の実施方法には再検討が必要だ。

【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座

◆推薦入試(10):合格対策の必須ポイント(1)面接

全国の高校進路指導部では、今年度の反省を踏まえつつ、早期合格の生徒のフォローにも大学と連携しながら苦心されていることだろう。今号では、来年度の推薦入試に向けて、合格対策の要ともいえる「面接」について、その概要と対策を整理しておこう。

まず、国公立大の場合は、ほぼ全てで面接が実施される。私立大の場合は近畿地区で面接を課さないケースが多いものの、全国的にみると調査書、小論文等と同等かそれ以上の重みをもって用いられる。その実施形態は個別・集団の2タイプに分かれ、全般的には個別が多いが、国公立大や一部の私立大では討論を主とした集団面接を実施するケースもある。

面接に際しては、事前に面接カードを作成させたり、口頭試問用の課題を与えたりするケースもあるが、一般的に面接試問は(1)一般事項、(2)学力試問の2つに大別できる。

<一般事項>

(1)本人の特性に関する事柄=長所・短所、健康状況、趣味、学習興味分野など、(2)高校生活=思い出、特別・課外活動歴、得意・不得意科目、出欠状況など、(3)教養・一般常識-=尊敬する人物、印象に残った本、時事的意見、専攻分野の知識、大学提示の課題など、(4)志望動機等=志望理由、入学意志の確認、入学後の抱負・計画、大学卒業後の希望進路など、の4項目に大別できるが、とりわけ志望理由と入学目的、将来の進路と計画、高校生活の状況などが重視される傾向にある。これらの試問・応答を通して、大学側は入学後の学習・研究や大学生活に対する意欲や資質、人物・人間性、判断力や表現力などを総合的に検証することになる。

従って、生徒の面接力を高めるためには、ふだんから大学進学への理念や目的を明確化すると共に、それにふさわしい学習や活動を目ざす生活を確立する姿勢を身につけさせることが大切だろう。

<学力試問>

推薦入試における学力把握措置が具体的に設定されて以来、基礎学力を確認する口頭試問は私立大でもやや増加傾向にある。文系では英語・国語・地歴・公民など、理系では数学・理科・英語などを中心に基礎学力試問が実施される。そのため、ふだんの授業や自主学習の中で着実に基礎的な理解を深め、第三者に分かりやすく的確に説明する能力を身につけるよう指導しておきたい。特に国公立大ではこの学力試問が大きな比重を占める。

そして、実際の面接ではマナーや言葉づかい、身だしなみなども重要な要因になる。ふだんの高校生活の中でそうした事柄に留意して生徒を育てることによって、生徒には推薦面接への豊かな対応力が育まれるだろう。

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