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AO・推薦入試エクストラ8月10日号

国立大:2020AO入試のフォロー情報速報

AO入試情報

◆国立大:2020AO入試のフォロー情報速報

先月上旬に全国の高校に弊社の全国版「AO入試年鑑」をお送りしたが、最終校正の時点(6月中旬)では入学者選抜要項が未公表の国立大が相当数あり、これらのケースは「2019年度参考資料」として掲載している。7月初旬~下旬までに要項を入手でき、新たに2020AO入試の概要が判明した主なケースを本メルマガでフォローしておきたい(8月上旬~中旬に判明した分は、次号でレポート)。主な変更点や日程を中心にご紹介する(西日本国立大のフォロー情報はURL参照)。

<東日本国立大>

■北海道教育大
<教員養成特別入試>
札幌校=入試日程のみ決定していたが、実施学科・専攻、募集人員、出願資格に変更はないが、選考方法で適性検査が廃止され、音楽分野・体育分野は実技が追加。
旭川校=募集人員→各専攻別に若干名、出願資格→現役のみ、選考方法→1次=書類審査(志願者多数の場合に実施)、2次=講義に基づくグループ討論およびレポート・面接(口頭試問含む)・実技(必要とする専攻・分野のみ)・CT、日程は次のとおり。出願=9月10日~17日、2次試験日=10月26・27日、合格発表=2月10日
釧路校=募集人員→若干名、出願資格→現役のみ、選考方法→1次=書類審査(志願者多数の場合に実施)、2次=講義に基づくグループ討論およびレポート・面接・CT、日程は次のとおり。出願=9月10日~17日、2次試験日=10月26日、合格発表=2月10日
<自己推薦入試(岩見沢校)>
芸術・スポーツ文化学科芸術・スポーツビジネス専攻、美術文化専攻は入試日程のみ決定していたが、実施学科・専攻、募集人員、出願資格、選考方法に変更はない。
スポーツ文化専攻のスポーツ・コーチング科学コース(18人)、アウトドア・ライフコース(2人)で新規実施。出願資格→浪人可、その他の要件は要項確認、選考方法→書類審査・小論文(90分)・面接(15~30分、口頭試問含む)、入試日程は次のとおり→出願=10月18~25日、試験日=11月23・24日、合格発表=12月6日
■茨城大
工・農学部の前年どおりの各学科・コースで変更はない。日程は次のとおり。工学部→出願=10月9日~15日、2次試験日=11月16日、合格発表=1次10月25日、2次11月29日、最終2月12日、農学部→出願=10月9日~15日、試験日=11月23日、合格発表=2月12日
■筑波大
実施学群・学類、募集人員、出願資格、選考方法とも前年どおりで変更はない。入試日程はつぎのとおり、出願期間=8月19~27日、2次試験日=10月1日~15日(学類により異なる)、合格発表=1次9月20日、2次10月21日
■宇都宮大
地域デザイン科学部のみの実施で、コミュニティデザイン学科・社会基盤デザイン学科は全て前年度どおり。日程は次のとおり。出願=10月1日~3日、第2次選考=11月22日、合格発表=1次10月24日、最終=コミュニティデザイン学科2月12日、社会基盤デザイン学科12月3日。建築都市デザイン学科は募集人員が6人→3人に変更、選抜方法が大きく変更され、書類審査・造形実技・面接で選考(CTを課さないAOに変更)、入試日程はつぎのとおり、出願期間=10月1日~3日、試験日=11月22日、合格発表=12月3日
■群馬大
前年どおり理工学部の4学科で専門・総合学科特別入試として実施。募集人員・出願資格・選考方法とも変更はない。日程は次のとおり。出願=8月1日~6日、第2次選抜=9月6日、合格発表=1次8月30日、2次9月26日
■東京工業大
入試日程のみ決定していたが、実施学院、募集人員、出願資格、選考方法のいずれも変更はない
■信州大
前年どおり理学科地球学コースのみ実施で、選考方法のみ決定していたが、募集人員、出願資格に変更はない。入試日程は次のとおり。出願=8月26日~8月30日、2次試験=10月12日、合格発表=1次10月2日、2次11月6日、最終2月7日

◆西日本国立大:2020AO入試のフォロー情報速報

ここでは弊社の2020全国版「AO入試年鑑」で「2019年度参考資料」として掲載した西日本の国立大について、その後判明した主な2020AO入試情報をお伝えする(変更点・入試日程を中心にご紹介する)。

■富山大
都市デザイン学部は合否判定法、入試日程が未定だったが、合否判定法は変更なく、入試日程は次のとおり。AO入試I→出願期間=9月6日~12日、最終選抜=10月15・16日、合格発表=1次10月1日、最終10月25日、AO入試II→出願期間=9月6日~12日、2次選抜=10月16日、合格発表=1次10月1日、2次10月25日、最終2月10日
理学部生物圏環境科学科で新規実施。募集人員→3人、出願資格→浪人可、選考方法→1次=書類審査・課題に対して作成したポスターによる口頭説明・質疑応答、最終=CT(数IA・IIB、英)、400点満点で210点以上の場合を最終合格とする。入試日程は次のとおり。出願=9月19日~26日、1次選抜=10月16日、合格発表=1次10月25日、最終2月10日
■静岡大
前年どおりの学部・学科で実施だが、工学部化学バイオ工学科の基礎学力試験(英・数)に化基・化を追加して3教科へ負担増、その他は特に変更なし。日程は次のとおり。<人文社会科学部経済学科>出願=9月2日~6日、試験日=9月21日、合格発表=11月1日、<理学部>出願=1月27日~1月31日、試験日=2月8日、合格発表=2月11日、<情報・工学部>出願=9月2日~6日、試験日=1次10月12日、2次10月26日、合格発表=1次10月18日、2次11月29日、<農学部>出願=9月2日~6日、試験日=1次9月21日、2次10月5日、合格発表=1次9月27日、2次11月1日
■京都大
前年どおりの学部・学科で実施。農学部応用生命科学科は募集人員が3人→4人、選考方法のCT得点が900点満点で720点以上から630点以上に緩和。その他の学部・学科は募集人員・出願資格・選考方法はほぼ前年どおり。日程は次のとおり。<総合人間・文・経済・薬学部>出願=11月1日~8日、2次選考=12月14日、合格発表=1次11月29日、最終2月12日、<教育・理・医学部>出願=10月1日~7日、2次選考=11月16・17日、合格発表=1次11月6日、2次12月12日、最終2月12日、<農学部>出願=11月1日~8日、2次選考=12月14日、合格発表=1次11月29日、2次1月10日、最終2月12日
■神戸大
医学部医学科のみ未公表だったが、募集人員・出願資格・選考方法のいずれも前年どおりで変更はない。日程は次のとおり。出願=1月14日~22日、最終選抜=2月10日、合格発表=1次2月6日、最終2月12日
■鳥取大
実施学部・学科、募集人員、出願資格、選考方法のいずれも前年どおり。入試日程は次のとおり、出願=9月2日~6日、試験日=1次9月20日~29日、2次10月19・20日(工学部は19日のみ)、合格発表=11月1日
■島根大
入試日程のみ決定していたが、実施学部・学科、募集人員・出願資格・選考方法いずれも変更はない。
■愛媛大
<AO入試I>社会共創学部の実施で募集人員等は前年どおり。出願=9月2日~20日、試験日=10月12日・13日、合格発表=10月30日
<AO入試II>教育学部の中等教育コースで新規実施。募集人員は計11人。日程は全学部とも次のとおり。出願=11月25日~12月13日、試験日=2月2日、合格発表=2月7日
■佐賀大
<AO入試I>新たに教育学部の小中連携教育コースで実施(初等教育10人、中等教育8人)。芸術地域デザインは前年どおりで、日程は次のとおり。出願=8月15日~26日、試験日=9月25日(一部は26日)。理工・農学部は募集人員等前年どおりで、出願=11月1日~8日、試験日=理工11月30日、農11月29日、合格発表=12月9日
<AO入試II>理工・農学部とも前年どおりで、日程は次のとおり。出願=1月20日~29日、試験日=個別試験はなし、合格発表=2月12日
■長崎大
教育・工学部で募集人員の変更があるので要注意。日程は次のとおり。AO入試I→出願=9月2日~6日、試験日=1次書類、2次10月12日、合格発表=10月30日、AO入試II→出願=11月8日~14日、試験日=1次書類、2次1月24日、合格発表=2月12日
■熊本大
前年どおりの学部で実施。日程は次のとおり。出願=9月6日~12日、試験日=10月12・13日、合格発表=10月25日
■大分大
前年と同じ学部・学科で募集人員その他も変更ない。日程は次のとおり。出願=経済・理工8月16日~21日、医11月1日~7日、2次試験=経済9月17日、理工9月20日、医2月9日、合格発表=経済・理工10月11日、医2月12日
■宮崎大
教育学部のみ未定だったが、募集人員等に変更はない。日程は次のとおり。出願=11月1日~6日、試験日=1次11月23・24日、2次1月25・26日、合格発表=1次12月6日、2次2月10日
■鹿児島大
前年どおり理・水産の2学部で実施するが、理学部は学部改組があり、理学科の1学科になり、そのうち数理情報科学と物理・宇宙の2プログラムで募集する。日程は次のとおり。<理学部>出願=10月8日~10日、試験日=11月19日、合格発表=12月2日、<水産学部>出願=9月25日~27日、試験日=10月17日、合格発表=11月11日

推薦入試情報

◆私立大:2020推薦入試の新規実施速報

現在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、私立大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介する。募集人員の*印は指定校制を含む人数、<推薦区分>の名称は原則として本年鑑の表示による。

<東日本私立大>
■北海道文教大
<奨学生>人間科学部=理学療法学科5人、作業療法学科5人、看護学科5人
■北海学園大
<一般推薦>工学部=建築学科2人
■酪農学園大
<有資格者(アグリマイスター推薦)>農食環境学群=循環農学科*60人、食と健康学科*40人(管理栄養士コースは除く)
■国際医療福祉大
<一般推薦>成田保健医療学部=放射線・情報科学科*15人、福岡薬学部=薬学科*20人
■十文字学園女子大
<一般推薦>人間生活学部=食品開発学科*20人、社会情報デザイン学部=社会情報デザイン学科*25人
■尚美学園大
<一般推薦>スポーツマネジメント学部=スポーツマネジメント学科*70人
■麗澤大
<一般・有資格者推薦>国際学部=国際学科5人、グローバルビジネス4人
■国立音楽大
<一般推薦>音楽学部=演奏・創作学科(声楽、鍵盤楽器、現管打楽器、ジャズ)
■帝京大
<一般推薦>薬学部=薬学科*48人
■東邦大
<一般推薦>薬学部=薬学科併願区分10人
■日本女子大
<自己推薦>家政学部=児童学科4人、家政経済学科3人
■神奈川大
<一般推薦>経済学部=経済学科(現代経済12人、経済分析3人、現代ビジネス5人)
<特定教科・有資格者・課外活動・一芸一能推薦>国際日本学部=国際文化交流学科11人、日本文化学科5人、歴史民俗学科6人
<有資格者推薦(英語プレゼン)>外国語学部=英語英文学科10人
<課外活動推薦(スポーツ・音楽)>国際日本学部5人
■健康科学大
<専門課程推薦>健康科学部=理学療法学科若干、作業療法学科若干、福祉心理学科若干
■清泉女学院大
<専門課程推薦>人間学部=文化学科若干

◆西日本私立大:2020推薦入試の新規実施速報

現在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、西日本地区の私立大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介する。募集人員で*印は指定校制を含む人数、<推薦区分>の名称は原則として本年鑑の表示による。

<西日本私立大>
■金沢星稜大
<専門課程推薦>人間科学部=スポーツ学科3人
■金沢学院大
<専門課程推薦>経済・経済情報・文・人間健康・芸術の各学部で実施
■名古屋女子大
<自己推薦>健康科学部=看護学科8人
■京都外国語大
<一般・有資格者推薦>外国語学部=ロシア語学科*10人
■京都先端科学大
<一般推薦>工学部=機械電気システム工学科
■四天王寺大
<一般推薦>看護学部=看護学科前期13人・後期7人
■摂南大
<一般推薦>農学部=農業生産学科A18人・B5人、応用生物科学科A18人・B5人、食品栄養学科A18人・B5人、食農ビジネス学科A22人・B6人、薬学部(独自方式)=薬学科18人、<専門課程推薦>農学部=農業生産学科3人、応用生物科学科3人、食品栄養学科3人、食農ビジネス学科4人
■森ノ宮医療大
<一般推薦>保健医療学部=診療放射線学科35人
■大和大
<一般推薦>理工学部=理工学科(数理科学12人、情報科学20人、電気電子工学20人、機械工学20人、建築学20人)
<専門課程推薦>理工学部=理工学科(各コース若干)
■関西学院大
<一般推薦>理工学部=先進エネルギーナノ工学科3人、化学科3人
■園田学園女子大
<一般・専門課程・スポーツ推薦>経営学部=ビジネス学科
■姫路獨協大
<奨学生(HDUチャレンジ)>医療保健学部=全学科、看護学部=看護学科、薬学部=医療薬学科
■武庫川女子大
<一般推薦>食物栄養科学部=食創造科学科(スタンダード型18人・高得点科目重視型16人)、建築学部=景観建築学科(スタンダード型7人・高得点科目重視型5人)、経営学部=経営学科(スタンダード型31人・高得点科目重視型24人)
■帝塚山大
<有資格者推薦(資格重視型)>全学部=全学科
■広島工業大
<一般推薦>情報学部=情報コミュニケーション学科(専願2人・併願17人)
■安田女子大
<自己推薦>現代ビジネス学部=公共経営学科(専願10人・併願10人)

ニュースフラッシュ

◆TOEICが大学入学共通テストから撤退

大学入試センター試験に代わって、2021年度入試からスタートする大学入学共通テストの英語の民間資格試験(4技能)を巡り、文部科学省が認定した8試験のうちTOEICが共通テストから撤退する。TOEICを実施する国際ビジネスコミュニケーション協会が7月初めに表明した。共通テストの対象となる現在の高校2年生を中心に高校では共通テストへの対策を始めている中で、受験界に及ぼす影響は決して小さくない。その他にも問題は山積しており、公立高校長協会も文部科学省に懸念を表明する事態となっている。

民間試験活用の今後の流れをみると、(1)2019年11月ごろ‐受験生が大学入試センターにIDを申し込む、(2)2019年12月~2020年1月‐大学入試センターが受験生にIDを発行、(3)2020年4月~12月‐IDを使って民間試験を受験(2回まで)、(4)2021年1月‐大学入学共通テスト実施、となっている。

文部科学省は全都道府県で複数回の実施など、受験体制に関して様々な条件を求めていた。TOEICを実施する国際ビジネスコミュニケーション協会は撤退理由について、「受験申込みから実施運営、結果提供に至るまでの処理が当初の想定よりも複雑になることが判明した。責任をもって対応することが困難であると判断した」としている。

同協会によると、TOEICは「日常生活やグローバルビジネスにおける生きた英語の力を測定する世界共通のテスト」で、日本国内では年間約120万人が受験する。受験者規模では英検(約340万人)に次いで2番目になる。高校生層の受験者数がどれ位かは不明だが、それでも相当数にのぼることは確かで、影響はかなりある。

残りの7試験はケンブリッジ英検、実用英語検定(英検)、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL‐iBT。現在のところ、高校へ普及しているのは英検・GTECとみられるが、今後は各試験の特徴を十分見分けながら、各受験生に適した試験を選んで受験対策を進める必要があるが、なお受験検定料や試験会場数などの要因などの要因にも留意する必要がある。

現在、全国に82校ある国立大のうち、北海道大、東北大、京都工芸繊維大は公平性に問題があるなどとして英語民間試験を活用しないことを決めている。

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