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総合型・推薦型選抜エクストラ12月25日号

語学資格を出願条件で必須とする主な大学・学部（2025年度）

総合型選抜情報

◆語学資格を出願条件で必須とする主な大学・学部（2025年度）

総合型選抜では出願条件で語学資格を必須とする大学・学部が増加しており、今後も増加していく可能性が大きい。そこで今号では出願条件で語学資格を必須とする主な大学・学部をご紹介する（資格の種類、級・点数等の詳細は弊社の「総合型選抜年鑑」を参照してほしい）。＊なお、国公私を問わず、多様な出願資格の１つとして設定しているケースも多い。

＜国立大＞
小樽商科大＝商昼(一般枠)、北海道大＝理(地球惑星科学)、工（環境社会工‐社会基盤学）、茨城大＝工(都市システム工)、埼玉大＝経済、千葉大＝法政経(経済学特進プログラム)、お茶の水女子大＝図書館入試（文系学科）、東京海洋大＝海洋生命科学・海洋工、横浜国立大＝教育(学校教員養成‐英語専門領域)・経済、新潟大＝工、静岡大＝グローバル共創科学、京都大＝薬・農(資源生物科学・食品生物科学)、大阪大＝外国語・法(国際公共政策)・経済、和歌山大＝観光、島根大(へるん特定型‐グローバル英語)＝法文・総合理工・材料エネルギー・生物資源科学、広島大＝総合科学‐国際共創(ＩＧＳ国内選抜型)・医‐保健(大学院進学型)、長崎大＝多文化社会(一般枠)
＜公立大＞
国際教養大＝国際教養（ほかに留学経験者、バカロレア有資格者含む）、東京都立大＝グローバル人材育成入試→人文社会・経済経営・都市環境・システムデザイン(情報科学)、ゼミナール入試→都市環境(地理環境)・健康福祉、研究室探検入試→都市環境(環境応用化学)、横浜市立大＝国際教養・国際商・理・データサイエンス、都留文科大＝文‐英文(資格評価型)・教養（国際教育）、神戸外国語大＝外国語、叡啓大＝ソーシャルシステムデザイン、福岡女子大＝国際文理、長崎県立大＝国際社会
＜私立大＞
■北海道・東北地区
札幌大(自己推薦選抜‐資格＜簿記・情報等含む＞)＝地域共創学群、北星学園大＝文(英文)
■関東地区
聖学院大（英語特別入試）＝政治経済・人文・心理福祉、東京国際大（グローバルコース入試）＝商・経済・国際関係・人間社会・言語コミュニケーション、獨協大＝外国語・国際教養・経済・法(一部は語学以外も可)、開智国際大(英語外部入試)＝教育・国際教養、神田外語大＝グローバル・リベラルアーツ、外国語‐国際コミュニケーション(10月選考)、千葉科学大＝危機管理(航空技術危機管理‐パイロット)、明海大＝ＡＯ→ホスピタリティ・ツーリズム(グローバル・マネジメント)、なりたい自分入試→外国語(英米語)、ホスピタリティ・ツーリズム、麗澤大(プレゼン方式／ワークショップ方式)＝外国語(英語コミュニケーション)、跡見学園女子大(英語検定試験利用型)＝文・マネジメント・観光コミュニティ・心理、桜美林大＝航空・マネジメント学群‐フライト・オペレーション／グローバル人材育成奨学生選抜‐リベラルアーツ学群、ビジネスマネジメント学群、グローバル・コミュニケーション学群、学習院大＝国際社会科学、学習院女子大＝国際文化交流(英語コミュニケーション)、共立女子大＝面接・小論文方式→家政（被服‐ファッションビジネス分野）、工学院大(自己推薦型選抜)＝先進工‐航空理工学、国学院大＝文(外国語文化・史学)、国際基督教大＝教養(英語外部試験利用)、芝浦工業大＝工学部総合型選抜→工、システム理工学部ＡＯ入学者選抜→システム理工、デザイン工学部ＡＯ入学者選抜→デザイン工、駅伝プロジェクト入学者選抜→工・システム理工・デザイン工・建築、建築プロジェクト入学者選抜→建築、理工系女子特別入学者選抜→工・システム理工・デザイン工・建築、順天堂大＝国際教養(外国語利用型)・医(研究医特別選抜)・スポーツ健康科学(英語資格・検定試験利用型)、成蹊大＝文(日本文学科は漢検も可)、成城大＝文芸（英文・ヨーロッパ文化）・社会イノベーション、専修大＝経済‐国際経済(英語資格型)、創価大＝国際教養、大東文化大＝他大学併願可能型→法(法律)、専願型→経営、中央大＝文(外国語型)・国際経営、津田塾大＝学芸・総合政策(英語検定の提出必須)、デジタルハリウッド大＝デジタルコミュニケーション（オータム・トライアウト‐英語コミュニケーション型）、東京音楽大(ミュージック・リベラルアーツ専攻総合型選抜)＝音楽(ミュージック・リベラルアーツ)、東京経済大＝コミュニケーション（英語資格利用型）、東京女子大＝現代教養、東京都市大(学際探究入試＜理工系＞)＝理工(電気電子通信工＜タイプ３＞)、東洋大＝自己推薦→経済１(経済)、ＡＯ型推薦→文１(国際文化コミュニケーション)・経済１(総合政策)・国際観光(ジャンルセレクト入試)、二松学舎大(英語資格型)＝国際政治経済、日本大＝文理(英文)・理工（航空宇宙工）、日本女子大＝家政(家政経済)・文(英文)・人間社会(現代社会・教育・心理)・国際文化(海外体験者も可)・建築デザイン・食科学、法政大＝理工(機械工‐航空操縦学)・情報科学・法(国際政治)・経済(英語外部試験利用自己推薦)・経営(経営戦略)・グローバル教養、武蔵大＝人文(語学力・文化理解力重視方式)・社会(テーマレポート方式)・国際教養、明治大＝国際日本・商(共通テスト利用‐ＴＯＥＦＬ利用)・政治経済(グローバル型特別入試)、明治学院大＝文（英文）・法(グローバル法‐英4.2以上も可)、立教大＝全学部(自由選抜入試・国際コース選抜入試)、立正大＝経済(国際)、早稲田大＝人間科学(ＦＡＣＴ選抜)・文化構想(国際日本文化論プログラム)・社会科学(全国自己推薦入試)、神奈川大＝ＡＯ入試→外国語(英語英文・スペイン語)、関東学院大（資格型）＝国際文化・人間共生・社会・法・教育・栄養、東洋英和女学院大(併願型‐言語・外国語検定活用)＝人間科学・国際社会
■中部地区
北陸大(語学資格評価方式)＝国際コミュニケーション(国際コミュニケーション)、静岡英和学院大(英語検定・留学経験型)＝人間社会(留学経験等も可)、愛知大（特別入試）＝国際コミュニケーション(英語)、愛知学院大(英語資格特別入試)＝文(英語英米文化・グローバル英語)、桜花学園大(グローバル)＝教育保育(国際教養こども)・国際、中京大＝高大接続入試(事前体験型／英語プレゼンテーション特別入試)→国際、グローバル特別入試→国際・文・心理・法・経済・現代社会・経営・総合政策・工・スポーツ科学、名古屋外国語大（英語等有資格型）＝外国語・世界教養・現代国際、名古屋商科大(国際学部女子特別枠)＝国際(英米)、南山大(資格・検定試験活用型)＝外国語、名城大＝外国語(英語ディスカッション入試)
■近畿地区
京都外国語大(語学検定型・授業体験型)＝外国語・国際貢献、同志社大＝ＡＯ方式入学者選抜→商（フレックス複合）、自己推薦入試→社会(教育文化)・法・心理・グローバルコミュニケーション、立命館大＝国際関係／文＝人文（国際方式）／グローバル教養(総合評価方式)／経済＝経済‐国際（英語重視方式）／経営＝国際経営(英語重視方式)／情報理工（ＩＳＳＥ方式)／スポーツ健康科学(グローバル・アスレティックトレーニング型)、龍谷大(学部独自方式)＝文(英語英米文)・国際(英語型)、関西大＝法(法学政治‐Ⅰ型)／文（総合人文‐外国語能力重視型）／経済(グローバルリーダー志向型)／外国語（クロス留学・英語教員）、関西外国語大＝国際共生、関西学院大＝グローバル入試Ⅰ→文・社会・法・経済・商・人間福祉・国際・教育・総合政策・理・工・生命環境・建築／学部特色入試→文・経済・人間福祉・国際(中国語・朝鮮語能力重視方式)・教育・総合政策・理・工・生命環境／探求評価型入試→全学部、甲南大（個性重視型）＝グローバル教養学環、神戸国際大(グローバル特別入試)＝経済、神戸女学院大＝国際(前期)、園田学園女子大(ＡＯ経験値入試‐グローバル型)＝人間健康・こども・経営、流通科学大(外部英語試験利用型入試)＝商・経済・人間社会、天理大(英語外部試験利用選抜)＝国際
■中国・四国地区
松山大＝人文(英語英米文‐１期)
■九州地区
九州産業大(課題解決型)＝国際文化(国際文化)、西南学院大＝人間科学(児童教育・心理)、福岡女学院大＝国際キャリア(１期‐英3.5以上も可)、長崎国際大（英語資格型）＝人間社会（国際観光）・薬(英語資格型)

学校推薦型選抜情報

◆語学資格を出願条件で必須とする主な大学・学部（2025年度）

近年、学校推薦型選抜の出願条件で語学資格を必須とする大学・学部が増加している。そこで今号では出願条件で語学資格を必須とする主な大学・学部をご紹介する（推薦区分、資格の種類、級・点数等の詳細は弊社の「学校推薦型選抜年鑑」を参照してほしい）。＊なお、国公私を問わず、多様な出願資格の１つとして設定しているケースも多い。

＜国立大＞
福島大＝人文社会昼(経済経営‐Ａ推薦）、茨城大＝教育（学校教育‐英語）・理・工・農、宇都宮大＝国際、東京外国語大＝言語文化・国際日本・国際社会、東京海洋大＝海洋生命科学・海洋資源環境、横浜国立大＝教育(英語専門領域)、静岡大＝教育(学校教育‐英語／共通テストを課す推薦)、三重大＝人文（法律経済‐推薦Ａ）、京都大＝法・経済・医(医)、大阪大＝歯、神戸大＝国際人間科学（グローバル文化）、鳥取大＝農（生命環境農Ｃ）、岡山大＝農（総合農業科学）、徳島大(学校推薦型選抜Ⅰ)＝理工(光システム)、生物資源産業(地域産業振興枠)、琉球大(学校推薦型選抜Ⅰ‐英語重視推薦)＝教育(中学教育‐英語)
＜公立大＞
青森公立大（県内推薦）＝経営経済、国際教養大＝国際教養(部活動実績も対象)、高崎経済大(英語重視推薦)＝経済、東京都立大＝一般推薦→人文社会(人文)・都市環境・健康福祉(放射線)、横浜市立大＝医(特別公募制)、都留文科大(大学入学共通テスト利用)＝教養(国際教育)、大阪公立大＝獣医、神戸市外国語大＝外国語、兵庫県立大＝国際商経(グローバルビジネス)、叡啓大＝ソーシャルシステムデザイン、北九州市立大(全国推薦)＝外国語(英米)
＜私立大＞
■北海道・東北地区
札幌国際大(奨学生推薦)＝人文・観光・スポーツ人間、仙台大(有資格者推薦)＝体育
■関東地区
埼玉医科大＝保健医療（看護・臨床検査・理学療法／特別枠)、獨協大(課外活動推薦)＝外国語(英語・交流文化)、神田外語大(有資格者推薦)＝外国語、グローバル・リベラルアーツ、聖徳大＝文(国際文化コミュニケーション)、明海大(沖縄特別奨学生推薦)＝ホスピタリティ・ツーリズム(グローバル・マネジメント)、学習院大(有資格者推薦)＝法(政治)・経済・国際社会科学、杏林大（有資格者推薦）＝外国語‐英語・中国語、上智大＝文・総合人間科学・法・経済・外国語・総合グローバル・国際教養・理工、大東文化大＝文(英米文Ｂ)・外国語（英語Ａ・日本語Ｂ）・社会Ｂ、東京工科大＝コンピュータサイエンス・メディア・工・応用生物・デザイン・医療保健(全体3.8以上も可)、東京都市大(グローバル志向型)＝全学部、東洋大(総合評価型)＝文１（英米文）・経済１・経営１・社会１（国際社会）・国際観光、日本女子大＝文(英文)・人間社会(教育)・食科学
■中部地区
金沢星稜大＝人文、愛知大＝国際コミュニケーション（専願／併願‐面接型）、金城学院大(資格・面接型)＝文（英語英米文化)、 豊田工業大＝工、南山大＝人文・外国語・経済・法・経営・総合政策・国際教養・理工
■近畿地区
京都文教大(英語チャレンジ型推薦)＝こども教育(小中英語教育)、同志社大＝文（英文）・グローバル地域文化、同志社女子大（推薦Ｌ）＝学芸（国際教養）、関西大（有資格者推薦）＝商、甲南大（専門課程推薦）＝経営
■中国・四国地区
広島修道大（英語資格方式）＝商・経済科学
■九州地区
福岡女学院大＝国際キャリア、長崎国際大（英語資格入試）＝人間社会（国際観光）、九州ルーテル学院大(奨学生推薦)＝人文

ニュースフラッシュ

◆2025国公立大入試で総合型募集人員が国立大7.9％、公立大5.0％

文部科学省は本年９月中旬、「令和7年度国公立大入学者選抜の概要」を公表した。全体に占める総合型＋学校推薦型の募集人員が５年連続で20％を超え、過去最高を更新した。

主な選抜区分の募集人員の前年差と前年比は次のとおり。

＜一般選抜＞
国立大：前期63,589人（251人増）、後期12,230人（370人減）
公立大：前期16,943人（177人増）、中期2,388人（7人減）、後期3,222人（126人減）
＜総合型＞
国立大：7,577人（999人増)
公立大：1,721人(379人増)
＜学校推薦型＞
国立大：12,924人(426人増)
公立大：9,551人(298人増)

前年度に続いて、今年度も国立・公立ともに総合型・学校推薦型選抜の募集人員が増加した。特に国立大の総合型選抜は999人の大幅増となっていることが際立つ。全体の募集人員に占める「総合型＋学校推薦型」の割合は、国立大21.3％、公立大32.9％となっており、来年以降も増加していくと予測している。

国立・公立それぞれの選抜区分別の募集人員と割合は次のとおり。

国立大(計96,320人)
前期63,589人(66.0％)、後期12,230人(12.7％)、総合型7,577人(7.9％)、学校推薦型12,924人(13.4％)
公立大(計34,253人)
前期16,943人(49.5％)、中期2,388人(7.0％)、後期3,222人(9.4％)、独自日程428人(1.2％)、総合型1,721人(5.0％)、学校推薦型9,551人(27.9％)

実施校・学部数を前年度と比較すると、次のようになっている(今年度から、多様な背景の選抜を含むため、総合型選抜は大幅に学部数が増加している)。

＜総合型＞
国立大：64校・264学部→69校・343学部
公立大：41校・85学部→44校・129学部
＜学校推薦型＞
国立大：77校・288学部→76校・301学部
公立大：96校：215学部→97校・215学部

国公立大合計の募集人員は、次のようになっている。

＜一般選抜＞
前期80,532人(428人増)、中期2,388人(7人減)、後期15,452人(496人減)
＜総合型＞
9,298人(1,378人増)
＜学校推薦型＞
22,475人(724人増)

近年では総合型と学校推薦型の募集人員が増え、一般選抜では後期日程を中心に減少が続いている。総合型の募集人員は2009年度の3,070人から2025年度には9,298人と約3倍に増加している。一方、学校推薦型の募集人員は、2009年度の18,142人から2025年度の22,475人まで、なだらかな上昇カーブで大きな変動はない。

なお、国立大で共通テストを課す学部数を2009年度→2025年度でみると、総合型は55→144学部、学校推薦型は140→197学部といずれも増加傾向が続いているので留意したい。

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