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AO・推薦入試エクストラ7月10日号

2019年度から新たにAO入試を実施する私立大の学部・学科

AO入試情報

◆2019年度から新たにAO入試を実施する私立大の学部・学科

前号で2019年度から新規にAO入試を実施する国公私立大の概要をご紹介したが、今号ではそれら以外の新規に実施する主な学部・学科およびその募集人員をまとめてレポートする。詳細は弊社の「AO入試年鑑」でご確認ください。

<北海道・東北>
■日本医療大
保健医療学部=診療放射線学科3人、看護学科5人
■盛岡大
栄養科学部=栄養科学科4人
■東北学院大(A日程)
文学部=教育学科3人
いわき明星大
看護学部=看護学科5人
<関東地区>
■国際医療福祉大<キャリア重視入試>
赤坂心理・医療福祉マネジメント学部=心理学科6人、医療マネジメント学科8人
■上武大<自己推薦>
ビジネス情報学部=スポーツ健康マネジメント学科救急救命コース10人
■浦和大<Web型>
こども学部=こども学科、学校教育学科、総合福祉学部=総合福祉学科(募集人員は体験学習型、小論文提出型に含む)
■埼玉工業大
工学部=情報システム学科AI専攻8人
■駿河台大
全学部でオータムスクール型を導入
<スポーツプレゼン型>スポーツ文化学部=スポーツ文化学科
■ものつくり大
ものづくり特待生入試、女子スカラシップ入試を導入
■和洋女子大
家政学部=健康栄養学科5人
■共立女子大<面接・プレゼン・小論文方式>
国際学部=国際学科20人
■恵泉女学園大<グローバル人材育成入試>
全学部とも各学科若干名
■専修大
経済1部=国際経済学科15人
■玉川大
文・農・工・教育・芸術学部で「首都圏教員養成AO型入学審査」を導入
■東海大
国際文化・生物・経営・基盤工・農の各学部でスポーツ優秀者AOを導入。医学部医学科で「希望の星育成AO入試」を新規実施(3.8以上、セ試併用)
■東京成徳大
国際学部=国際学科1期10人・2期7人・3期2人
■東京都市大
工学部=全学科で計20人
■文化学園大
<CG型>服装学部=ファッション社会学科、造形学部=建築・インテリア学科、現代文化学部=国際文化・観光学科
<A&A型>服装学部=ファッションクリエイション学科、現代文化学部=国際ファッション文化学科
■立教大<自由選抜入試‐新方式>
異文化コミュニケーション学部=異文化コミュニケーション学科5人
■立正大
社会福祉学部=子ども教育福祉学科で「ゼミナール型」を新設
<プレゼンテーション・フィールドワーク入試>心理学部=臨床心理学科6人、対人・社会心理学科4人
■早稲田大
<グローバル入試>社会科学部=社会科学科15人(英語学位15人、日本語学位若干)
<新思考入試>法学部=法学科若干
<中部地区>
■健康科学大
健康科学部=理学療法学科若干
■新潟経営大<資格特別AO入試>
各学部・学科=若干
■朝日大
健康医療学部=健康スポーツ学科7人、看護学科3人
■中京学院大<スポーツ型>
看護学部=看護学科(他区分と合せ20人)
■中部学院大
看護リハビリテーション学部=理学療法学科6人、看護学科8人
■愛知産業大
造形学部=スマートデザイン学科11人
■大同大
情報学部=総合情報学科スポーツ情報コース2人
■名古屋学芸大<特別選抜(自己推薦)>
看護学部=看護学科10人
■日本福祉大
子ども発達学部=子ども発達学科学校教育‐特別支援教育4人(中・後期は各若干)
<近畿地区>
■京都外国語大
<外国語プレゼンテーション型>外国語学部=各学科若干
<授業体験型>国際貢献学部=グローバルスタディーズ学科若干
■京都橘大
文学部=日本語日本文学科日本語日本文学4人、歴史学科7人、歴史遺産学科4人、看護学部=看護学科7人、健康科学部=心理学科7人、理学療法学科5人、救急救命学科4人
■京都先端科学大(現:京都学園大)
健康医療学部=言語聴覚学科5人
■立命館大<総合評価方式>
グローバル教養学部=グローバル教養学科9人(10月‐7人、2月‐2人)
■大阪経済法科大
経済・経営の各学部で「商業・会計AO入試」を新設
■関西大<関大メディカルポリマー型>
化学生命工学部=化学・物質工学科3人
■摂南大
薬学部=薬学科7人、看護学部=看護学科3人
■梅花女子大
看護保健学部=口腔保健学科5人
■桃山学院大<総合型選抜>
経営学部=ビジネスデザイン学科40人
■甲南女子大
看護リハビリテーション学部=理学療法学科2人
■神戸国際大<スポーツAO入試>
リハビリテーション学部=理学療法学科3人
■神戸松蔭女学院大
教育学部=教育学科12人
<中国地区>
■岡山理科大
獣医学部=獣医保健看護学科(全学部で86人)
■倉敷芸術科学大
生命科学部=生命医科学科32人
■広島女学院大
人間生活学部=管理栄養学科8人
■広島文教大(現:広島文教女子大)
教育学部=教育学科中等教育3人
<四国地区>
■徳島文理大
全学部で「チャレンジ型」を新設
<九州地区>
■九州産業大
<課題解決型入試>人間科学部=臨床心理学科1人
<外国語型入試>地域共創学部=地域づくり学科1人
■久留米大
経済学部=2学科で計10人
■西南学院大
神学部=神学科1人、文学部=英文学科10人、外国語学科フランス語専攻7人、経済学部=経済学科12人、国際経済学科8人、法学部=法律学科12人、国際関係法学科10人、人間科学部=児童教育学科3人、社会福祉学科5人、心理学科15人
■筑紫女学園大<CJアドミッション・ポリシー入試>
人間科学部=人間科学科‐初等教育
■長崎国際大
人間社会学部で「スポーツAO入試」を新設

◆2019年度から新たにAO入試を実施する国公立大の学部・学科

前号で2019年度から新規にAO入試を実施する国公立大の概要をご紹介したが、今号ではそれら以外の新規に実施する主な学部・学科およびその募集人員をまとめてレポートする。詳細は弊社の「AO入試年鑑」でご確認ください。

<国立大>
■東北大
<AOII期>法学部=法学科20人(現役、4.3以上)
<AOIII期>文学部=人文社会学科20人(浪人可)、理学部=物理系12人、化学系9人、地球科学系9人、生物系3人(浪人可)
■秋田大
国際資源学部=国際資源学科‐資源政策3人・資源地球科学5人・資源開発環境8人(浪人可)、<AO入試II>理工学部=生命科学科‐生命科学2人、物質科学科‐応用化学2人・材料理工学3人、数理・電気電子情報学科‐数理科学2人・電気電子工学3人・人間情報工学2人、システムデザイン工学科‐機械工学3人・創造生産工学2人・土木環境工学2人(専門・総合学科対象、浪人可)
■山形大
<AO入試I>人文社会科学部=グローバル・スタディーズ学科4人(浪人可)
<AO入試III>理学部=理学科‐数学6人・物理学6人・化学6人・生物学6人・地球科学6人(浪人可、履修条件あり)
■福島大
農学群=食農学類‐地域社会貢献枠10人(県内出身等、浪人可)、実践教育経験枠10人(専門・総合学科対象、現役)
■千葉大
<経済学特進プログラム>法政経学部=法政経学科4人(現役、英検2級以上等)
<理数大好き学生選抜>工学部=総合工学科‐物質科学5人(方式I・IIとも浪人可)
■横浜国立大
理工学部=機械・材料・海洋系‐材料工学EP8人(浪人可)
■神戸大
<「志」特別入試>文学部=人文学科3人(4.0以上、2浪まで可)、国際人間科学部=環境共生学科5人(2浪まで可)、法学部=法律学科3人(4.0以上、現役)、医学部=保健学科‐看護学2人・検査技術科学2人・理学療法学2人・作業療法学2人(4.0以上、1浪まで可)、工学部=建築学科2人、市民工学科2人、電気電子工学科2人、機械工学科2人、応用化学科2人、情報知能工学科2人(現役<機械工学科は2浪まで可>)、農学部=食料環境システム学科‐生産環境工学2人・食料環境経済2人、資源生命科学科‐応用動物学1人・応用植物学1人、生命機能科学科‐応用生物化学1人・環境生物学3人(4.0以上、現役)、海事科学部=グローバル輸送科学科‐航海安全マネジメント5人(4.0以上、2浪まで可)、ロジスティクス1人、海洋安全システム科学科1人(4.0以上、現役)
■徳島大
医学部=医学科8人(4.3以上、1浪まで可)
■香川大
農学部=応用生物科学科25人(浪人可)
■宮崎大
工学部=環境応用化学科8人、社会環境システム工学科5人、環境ロボティクス学科5人、機械設計システム工学科8人、電子物理工学科5人、電気システム工学科8人、情報システム工学科8人(現役)

<公立大>
新規実施3校以外に学部・学科での新規実施なし

ニュースフラッシュ

◆高等教育の負担軽減策を2020年度から実施

政府が進めている高等教育の負担軽減について、低所得世帯の子弟の大学などへの進学を支援するための負担軽減策が6月14日にまとまった。文科省の有識者会議が結論をまとめ、同省が発表した。主に年収380万円未満の世帯((1)300万円~380万円、(2)270万円~300万円、(3)270万円未満の3段階)を対象に授業料を減免したり、給付型奨学金を拡充するのが政策の柱で、15日には政府が決定した「骨太の方針」に盛り込まれた。

今回の負担軽減策は、消費増税分を活用することで進められる。住民税非課税世帯(年収270万円未満)が最も支援が手厚く、年収380万円未満までは金額に差をつけて段階的に支援する。その段階ごとの減免額は次のとおりで、私立大の場合、国立大の減免額に下記の金額が加算される。

<(1)300~380万円> <(2)270~300万円> <(3)270万円未満>
国立大 18万円 36万円 54万円
私立大 5万円 10万円 16万円

このほか、生活費のための給付型奨学金も支給される予定だが、まだ金額は未定。減免対象者は学習成績だけで決めず、高校がリポートや面談で学習意欲を確認する。2020年度からの実施で、多くの受験生にとって朗報といえよう。

ただ、この負担軽減策は、支援される学生を受け入れる大学や専門学校にも次の条件が課される。(1)実務経験のある教員が卒業に必要な単位数の1割以上の授業を担当、(2)理事に外部人材を複数任命、(3)適正な成績管理、(4)財務・経営情報の開示などで、これらの条件は「学問追究と実践的教育のバランス」を取るためとされるが、「実務経験のある教員」は定義が難しく、大学側がすぐに対応することが難しい状況も予想されるため、有識者会議は「多様な企業から講師を招く」「インターンシップ実習」などの対応も認めることにした。

こうした条件を大学に課すのは、「大学は社会のニーズに応えておらず、質を高める必要がある」という不満が政界や産業界に根強くあるためだが、大学側には教育や経営のあり方に関わることから一部に反発も出ているようだ。しかし、高等教育の負担軽減は重要な課題で、政府、大学が協力して円滑に実施してほしいものだ。

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