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AO・推薦入試エクストラ3月25日号

2014年度:国公立大AO入試の変更情報

AO入試情報

◆2014年度:国公立大AO入試の変更情報

2013年度入試戦線では、受験生が前年より2万人近く増加。増加した現役生の路線選択は、AO・推薦に向く傾向があるが、この影響は国公立大よりも私立大で明らかになっている。まだ全ての入試結果が判明していない状況なので、全体の正確な動向はつかめないが、国公立大のAO入試はやや減、私立大ではやや増とみられる。詳細の統計は、弊社7月上旬発行の『AO入試年鑑』で詳しくお伝えする。

さて、国公立大の2013AO入試でも、山口県立大全学部、筑波大教育学類・応用理工学類、九州大薬、兵庫県立大経済・経営などでAO入試が廃止され、AO離れが一段と進んだ観があるが、2014年度も廃止・変更がかなりあるので注意してほしい。現在判明している主な変更情報を以下にご紹介しておく。

  • ■群馬大
    理工学部の化学・生物化学科がセ試を課さないAOを廃止(AO実施校1校減)
  • ■東京海洋大
    海洋科学部3学科のうち、海洋環境学科がセ試を課さないAOを廃止
  • ■金沢大
    理工学域の機械工学類・電子情報学類がセ試を課すAOを廃止(AO実施は保健学域の薬学・創薬科学類のみとなる)
  • ■奈良女子大
    文学部人間科学科で実施していた2コースのうち子ども臨床学コースでセ試を課さないAOを廃止
  • ■鳥取大
    農学部の獣医学科(共同獣医)でセ試を課さないAOを廃止
  • ■広島大
    工学部の第一類(機械システム工学系)は「セ試を課さない→課す」に変更
  • ■愛媛大
    教育学部総合人間形成課程の情報教育コースが「セ試を課さない→課す」に変更/スーパーサイエンス特別コースはセ試を課す・免除の2タイプを実施していたが、セ試併用型を廃止し免除型に一本化
  • ■長崎大
    医学部医学科はセ試を課すAO(国際保健医療・熱帯医学研究医)を廃止/工学部のうち機械工学科はセ試を課さないAOの対象を専門・総合学科出身に限定
  • ■大阪府立大
    工学域の機械系学類(海洋システム工学)は合格者にセ試(3教科4科目)の受験を義務づけ、2015年度からセ試を課すAOに移行

◆国公立大:2014年度新設・改組情報

近年、毎年のように公立大の新設が続いているが、2014年度にはまた3校の新設(うち1校は公設民営→公立大学法人)が予定されている。公立大の人気は、地元志向や経済的要因から依然として根強く、受験生の注目を集めるだろう。以下に現在判明している情報をご紹介する。

<大学の新設>
  • ■山形県立米沢栄養大
    現在5学科を擁する山形県立米沢女子短大の健康栄養学科(栄養士養成課程)を改組し、4年制大学を新設予定。健康栄養学部(定員40人)を設置し、新たに管理栄養士の養成に乗り出す(*他の4学科は短大のまま)
  • ■敦賀市立看護大
    敦賀短大・敦賀市立看護専門学校を母体に4年制大学を新設予定。看護学部(定員50人)を設置予定
<私立→公立への移行>
  • ■長岡造形大
    2014年4月から私立大(公設民営)→公立大学法人に移行の予定
<学部等の改組・統合>
  • ■秋田大
    工学資源・教育文化の2学部が大幅に改組され、理工・国際資源・教育文化の3学部へ改組される。まず工学資源学部の現行8学科のうち地球資源学科を除く7学科は理工学部(定員390人)へ移り、生命科学、物質科学、数理・電気電子情報、システムデザイン工の4学科に再編される。
    国際資源学部(定員120人)は、工学資源学部の地球資源学科と教育文化学部の国際言語文化課程を中心に開設し、国際資源学科のもと資源地球科学、資源開発環境、資源政策の3コースを開設する。新しい教育文化学部は学校教育・地域文化の2課程のみとなり、定員も290→210人と減少する。
  • ■東京学芸大
    教育系を「学校教育系」に、教養系を「総合教育系」に改称する。また教養系の5課程を「総合教育課程」に統合
  • ■岩手県立大
    社会福祉学部を福祉経営・福祉臨床の2学科から社会福祉・人間福祉の2学科に改組

推薦入試情報

◆2014年度:国公立大推薦入試の変更情報

2013年度入試戦線では、受験生が前年より2万人近く増え、推薦志向の強い現役生の増加の影響が色濃い。国公立大の志願者はほぼ前年並みだが、私立大ではかなり増加とみられる。詳細の統計データは弊社9月初旬発行の『推薦入学年鑑』で詳しくお伝えする。
 さて、国公立大の2014推薦入試では例年どおり、変更がかなりの数にのぼっている。現在までに判明している新情報を以下にご紹介しておく。

  • ■群馬大
    教育学部の学校教育課程(技術)がセ試を課さない推薦を廃止
  • ■東京海洋大
    海洋科学部の海洋生物資源学科、海洋工学部の流通情報工学科がセ試を課さない推薦を廃止/海洋科学部の海洋環境学科で専門高校対象の推薦を新規導入
  • ■東京学芸大
    教育系の特別支援教育教員養成課程・総合教育課程(ソーシャルワーク)がセ試を課さない推薦を新規導入/養護教育教員養成課程・総合教育課程(生涯学習、国際理解教育、科学教育)がセ試を課さない推薦を廃止
  • ■信州大
    工学部のうち情報工・環境機能工の2学科がセ試を課す推薦を新規導入/工学部の建築・環境機能工の2学科はセ試免除推薦の対象を職業学科出身に限定
  • ■金沢大
    人間社会学域人文学類言語文化学系のうち日本語日本文学コースがセ試を課さない推薦を廃止/医薬保健学域保健学類のうち放射線技術科学・検査技術科学の2専攻が「セ試を課さない→課す」に変更
  • ■岐阜大
    工学部のセ試を課す推薦で「スーパーサイエンスハイスクール枠」を廃止
  • ■三重大
    生物資源学部でセ試を課す推薦を別途新規導入
  • ■大阪教育大
    1部の教養学科情報科学専攻がセ試を課さない推薦を廃止
  • ■奈良女子大
    理学部化学科がセ試を課さない推薦を廃止
  • ■岡山大
    医学部医学科がセ試を課す推薦を新規導入(地域枠を一般前期から移行)
  • ■愛媛大
    医学部看護学科がセ試を課さない推薦(高卒程度認定試験枠)を廃止
  • ■熊本大
    理学部はセ試を課さない推薦を廃止/薬学部はセ試を課す推薦を新規導入
  • ■琉球大
    教育学部生涯教育課程のうち自然環境科学教育コースがセ試を課す推薦を廃止
  • ■愛知県立大
    外国語学部がセ試を課す「全国枠推薦(グローバル人材)」を新規導入

◆西日本私立大:2013推薦入試結果の最終速報

弊社が昨年12月17日時点で調査した結果の未報分を今回ご紹介する。推薦区分の名称は原則として弊社基準に従って表示、志願者数に指定校制を含む場合は*印を付す。

西日本私立大: 2013推薦入試結果調査速報
大学<推薦区分>
学部
学科志願者数合格者数競争率
京都華頂大 <一般推薦A日程>
現代家政 現代家政(専願) 7 7 1.0
現代家政(併願) 22 22 1.0
<一般推薦B日程>
現代家政 現代家政(専願) 1 1 1.0
現代家政(併願) 6 6 1.0
花園大 <自己推薦A‐小論文型(掛籍含む)>
仏教 13 12 1.1
日本史 3 2 1.5
文化遺産 3 2 1.5
日本文 1 0 -
創造表現 4 4 1.0
社会福祉 社会福祉 5 5 1.0
臨床心理 4 3 1.3
児童福祉 4 4 1.0
<自己推薦B‐基礎学力型>
仏教 19 19 1.0
日本史 32 25 1.3
文化遺産 26 26 1.0
日本文 15 14 1.1
創造表現 17 16 1.1
社会福祉 社会福祉 27 26 1.0
‐介護 6 4 1.5
臨床心理 46 41 1.1
児童福祉 33 20 1.7
<自己推薦C‐基礎学力型>
仏教 14 14 1.0
日本史 21 15 1.4
文化遺産 17 16 1.1
日本文 6 6 1.0
創造表現 14 14 1.0
社会福祉 社会福祉 16 14 1.1
‐介護 7 5 1.4
臨床心理 23 19 1.2
児童福祉 33 22 1.5
<一芸一能(書道特技推薦)>
日本史 1 1 1.0
日本文(書道) 9 9 1.0
<一芸一能(創造特技推薦)>
創造表現 1 1 1.0
平安女学院大 <一般推薦A日程>
国際観光 国際観光 5 5 1.0
子ども 子ども 14 14 1.0
<一般推薦B日程>
国際観光 国際観光 5 5 1.0
子ども 子ども 5 5 1.0
大阪音楽大 <一般推薦>*表記以外は志願者ゼロ
音楽 音楽‐音楽学 2 2 1.0
  ‐声楽 13 11 1.2
  ‐ピアノ 19 16 1.2
  ‐管楽器 46 39 1.2
  ‐弦楽器 2 2 1.0
  ‐打楽器 1 1 1.0
  ‐ジャズ 6 6 1.0
  ‐電子オルガン 4 4 1.0
<専門課程・その他(特別推薦)>
音楽 音楽‐声楽 11 11 1.0
  ‐ピアノ 32 32 1.0
  ‐管楽器 18 17 1.1
  ‐弦楽器 4 4 1.0
  ‐クラシックギター 2 2 1.0
  ‐電子オルガン 1 1 1.0
大阪女学院大 <一般推薦‐Ⅰ方式>
国際・英語 国際コミュニケ 6 6 1.0
国際ビジネス 2 2 1.0
<一般推薦‐Ⅱ方式>
国際・英語 国際コミュニケ 26 25 1.0
国際ビジネス 8 8 1.0
四条畷学園大 <一般推薦>
リハビリ リハ‐理学療法A 56 20 2.8
  ‐理学療法B 18 5 3.6
  ‐理学療法C 2 1 2.0
  ‐作業療法A 26 7 3.7
  ‐作業療法B 5 2 2.5
  ‐作業療法C 1 1 1.0
<専門課程(特別推薦)>
リハビリ リハ‐理学療法 1 1 1.0
  ‐作業療法 0 - -
千里金蘭大 <一般推薦前期‐S方式>
生活科学 食物栄養(専願) 12 8 1.5
食物栄養(併願) 29 18 1.4
児童(専願) 2 1 2.0
児童(併願) 3 3 1.0
看護 看護(専願) 43 9 4.8
看護(併願) 60 17 3.5
<一般推薦前期‐T方式>
生活科学 食物栄養(専願) 6 5 1.2
食物栄養(併願) 13 11 1.2
児童(専願) 1 1 1.0
児童(併願) 1 1 1.0
看護 看護(専願) 26 7 3.7
看護(併願) 31 17 1.8
<一般推薦後期>
生活科学 食物栄養(専願) 12 3 4.0
食物栄養(併願) 16 8 2.0
児童(専願) 2 1 2.0
児童(併願) 7 5 1.4
看護 看護(専願) 25 3 8.3
看護(併願) 28 3 9.3
太成学院大 <一般推薦>*A日程~B日程前期までの全方式
看護 看護 240 93 2.6
人間 人間心理応用 12 12 1.0
健康スポーツ 83 81 1.0
子ども発達 11 11 1.0
経営 現代ビジネス 10 10 1.0
甲南女子大 <一般推薦‐選考A1期>
日本語日本文化 25 7 3.6
英語文化 22 14 1.6
多文化コミュニケ 23 15 1.5
メディア表現 18 6 3.0
人間科学 心理 19 10 1.9
総合子ども 37 10 3.7
文化社会 22 10 2.2
生活環境 27 14 1.9
看護リハ 看護 63 18 3.5
理学療法 12 7 1.7
<一般推薦‐選考A2期>
日本語日本文化 25 13 1.9
英語文化 21 13 1.6
多文化コミュニケ 22 15 1.5
メディア表現 19 6 3.2
人間科学 心理 21 15 1.4
総合子ども 41 12 3.4
文化社会 21 15 1.4
生活環境 32 14 2.3
看護リハ 看護 57 24 2.4
理学療法 12 8 1.5
<一般推薦‐選考A3期>
日本語日本文化 11 4 2.8
英語文化 10 7 1.4
多文化コミュニケ 8 4 2.0
メディア表現 11 3 3.7
人間科学 心理 10 3 3.3
総合子ども 27 2 13.5
文化社会 11 8 1.4
生活環境 13 3 4.3
看護リハ 看護 35 3 11.7
理学療法 3 2 1.5
<一般推薦‐選考B1期>
日本語日本文化 69 20 3.5
英語文化 91 64 1.4
多文化コミュニケ 74 50 1.5
メディア表現 60 25 2.4
人間科学 心理 95 51 1.9
総合子ども 62 16 3.9
文化社会 85 50 1.7
生活環境 74 37 2.0
看護リハ 看護 138 32 4.3
理学療法 28 15 1.9
<一般推薦‐選考B2期>
日本語日本文化 50 17 2.9
英語文化 56 44 1.3
多文化コミュニケ 41 30 1.4
メディア表現 33 12 2.8
人間科学 心理 67 46 1.5
総合子ども 59 23 2.6
文化社会 60 48 1.3
生活環境 59 26 2.3
看護リハ 看護 152 39 3.9
理学療法 36 26 1.4
<一般推薦‐選考B3期>
日本語日本文化 29 12 2.4
英語文化 18 13 1.4
多文化コミュニケ 18 12 1.5
メディア表現 19 8 2.4
人間科学 心理 26 10 2.6
総合子ども 27 4 6.8
文化社会 22 15 1.5
生活環境 17 5 3.4
看護リハ 看護 50 2 25.0
理学療法 18 8 2.3
園田学園女子大 <一般推薦>*A~Dは日程を示す
人間健康 総合健康A 60 33 1.8
    B 18 8 2.3
    C 4 1 4.0
    D 6 2 3.0
人間看護A 233 54 4.3
    B 79 4 19.8
    C 45 9 5.0
    D 34 2 17.0
食物栄養A 190 91 2.3
    B 63 16 3.9
    C 12 5 2.4
    D 7 2 3.5
人間教育 児童教育A 55 49 1.1
    B 13 6 2.2
    C 2 0 -
    D 3 3 1.0
畿央大 <一般推薦>*2方式・全日程の合計
健康科学 理学療法 540 60 9.0
看護医療 766 90 8.5
保健栄養 497 55 9.0
人間環境D 160 36 4.4
教育 現代教育 774 95 8.1
手塚山大 <一般推薦前期‐小論文型>
人文 日本文化(前期) 7 7 1.0
    (後期) 4 0 -
英語コミュニケ(前期) 0 - -
       (後期) 0 - -
経済 経済(前期) 1 0 -
  (後期) 2 0 -
経営 経営(前期) 5 4 1.3
  (後期) 2 0 -
法(前期) 2 2 1.0
 (後期) 0 - -
心理 心理(前期) 11 6 1.8
  (後期) 2 0 -
<一般推薦前期‐2科目型>*後期は合格者ゼロのため省略
人文 日本文化 30 16 1.9
英語コミュニケ 18 11 1.8
経済 経済 76 47 1.6
経営 経営 81 50 1.6
28 16 1.8
心理 心理 115 56 2.1
現代生活 食物栄養 167 40 4.2
居住空間デザイン 40 27 1.5
こども 118 57 2.1
<一般推薦前期‐1科目型>*後期は合格者ゼロのため省略
人文 日本文化 39 21 1.9
英語コミュニケ 20 14 1.4
経済 経済 98 64 1.5
経営 経営 104 67 1.6
40 26 1.5
<専門課程前期‐2科目型>*後期は合格者ゼロのため省略
人文 日本文化 3 3 1.0
英語コミュニケ 2 1 2.0
経済 経済 7 4 1.8
経営 経営 10 6 1.7
0 - -
心理 心理 6 3 2.0
現代生活 食物栄養 17 6 2.8
居住空間デザイン 2 2 1.0
こども 10 6 1.7
<専門課程前期‐1科目型>*後期は合格者ゼロ
人文 日本文化 3 3 1.0
英語コミュニケ 2 1 2.0
経済 経済 8 5 1.6
経営 経営 11 7 1.6
0 - -
高野山大 <一般・宗教関連>
密教 1 1 1.0
岡山商科大 <一般推薦>*前・後期の合計
20 18 1.1
経済 経済 19 19 1.0
経営 経営 30 26 1.2
17 16 1.1
<有資格者・課外活動(専門能力推薦)>
16 16 1.0
経済 経済 5 5 1.0
経営 経営 22 22 1.0
44 44 1.0
中国学園大 <一般推薦>
現代生活 人間栄養(1期) 28 27 1.0
    (2期) 6 5 1.2
子ども 子ども(1期) 45 42 1.1
   (2期) 9 6 1.5
美作大 <一般推薦‐推薦A>
生活科学 食物 54 24 2.3
児童 41 12 3.4
社会福祉 12 9 1.3
<一般推薦‐推薦B>
生活科学 食物 24 8 3.0
児童 18 4 4.5
社会福祉 3 3 1.0
広島国際学院大 <一般推薦>
食農バイオ 6 6 1.0
生産工 7 7 1.0
情報文化 情報デザイン 4 4 1.0
現代社会 5 5 1.0
広島女学院大 (*1期全方式の合計)
国際教養 国際教養 29 28 1.0
人間生活 生活D・建築 12 12 1.0
管理栄養 9 8 1.1
幼児教育心理 32 26 1.2
九州共立大 <一般推薦>*1期のみのデータ
スポーツ スポーツ 87 76 1.3
経済 経済経営 17 17 1.0
<スポーツ(課外活動特待生)>
スポーツ スポーツ 3 2 1.5
経済 経済経営 1 0 -
九州産業大 (*全区分の合計)
国際文化 国際文化 20 18 1.1
日本文化 14 11 1.3
臨床心理 26 16 1.6
経済 経済昼 42 42 1.0
  夜 19 19 1.0
商1 54 53 1.0
観光産業 23 22 1.0
商2 5 5 1.0
経営 国際経営 12 17 -
産業経営 26 18 1.4
情報科学 情報科学 25 25 1.0
バイオロボティクス 3 3 1.0
機械工 16 15 1.1
電気情報工 18 17 1.1
物質生命化学 8 8 1.0
都市基盤デザイン工 8 6 1.3
建築 15 13 1.2
住居・インテリア設計 10 9 1.1
芸術 美術 4 4 1.0
デザイン 17 15 1.1
写真映像 10 9 1.1
日赤九州国際看護大 <一般推薦>
看護 看護 69 22 3.1
<その他(日赤各県支部長推薦)>
看護 看護 36 8 4.5
福岡工業大 <一般推薦>
電子情報工 45 26 1.7
生命環境科学 51 29 1.8
知能機械工 58 26 2.2
電気工 34 18 1.9
情報工 情報工 76 44 1.7
情報通信工 23 20 1.2
情報システム工 18 11 1.6
システムマネジメント 36 24 1.5
社会環境 社会環境 86 80 1.1
<スポーツ・有資格者>
電子情報工 *24 24 1.0
生命環境科学 *22 22 1.0
知能機械工 *41 41 1.0
電気工 *44 44 1.0
情報工 情報工 *40 40 1.0
情報通信工 *35 35 1.0
情報システム工 *28 28 1.0
システムマネジメント *22 22 1.0
社会環境 社会環境 *88 88 1.0
長崎外国語大 <専門課程>*一般推薦は志願者ゼロ
外国語 現代英語 1 1 1.0
国際コミュニケ 0 - -
長崎国際大 (*全推薦A日程の合計)
人間社会 国際観光 5 5 1.0
社会福祉 2 2 1.0
健康管理 健康栄養 36 23 1.6
2 2 1.0
別府大 <一般推薦1期>
国際言語・文化 2 2 1.0
史学・文化財 3 3 1.0
人間関係 9 9 1.0
国際経営 国際経営 0 - -
発酵食品 5 5 1.0

ニュースフラッシュ

ヤレばデキる!! 東大が2016年度から推薦入試を導入

このところ、東大の改革動向が注目を集めている。秋入学化は「春入学、秋授業開始」と一歩後退したものの、この3月15日、2016年度から後期日程(募集人員100人)に代えて推薦入試を導入することを公表。同日文科省を訪れた浜田総長は「グローバル化の多様性が非常に重要。ペーパーテスト以外の方法でより違った学生を採りたい」と報道陣に語っている。

東大が推薦入試制度を導入するのは、記録の残る1947年度以降では初めてのこと。旧制高校・大学時代には実施されていたが、戦後、新制大学に移行してからは一度も実施してこなかった。東大は学長任期の短さなどによって改革が遅れたという。今、推薦入試を採用する背景には「学生気質の変化、グローバル化」があり、知能レベルは高くても個性的、創造的な学生が減少しつつある現状に東大が大きな危機感を抱いたからにほかならないだろう。

東大によると、新たな推薦入試は11月から開始。高校が生徒1~2人を選び、調査書などの書類を提出。応募者が多い場合は書類選考で絞り、12月に面接などを実施して合格候補者を選び、1月のセ試で設定する基準得点をクリアできれば合格となる。

この新入試によって、これまで一般選抜で東大を敬遠して地方国立大に流れていた高学力層にとっても、東大にチャレンジする気運が広がり、「公立高校を中心とする地方出身者の拡大」にかなり効果があると期待される。

東大が求める人材として挙げているのは、特定の学問領域でずば抜けた能力を持つ生徒だ。ただ、セ試基準点が例えば85%以上のように高く設定されては、従来と同様な生徒しか集めることはできないと予測され、今後の基準設定の動向が注目される。

確かに新入試制度の設計・実施には困難が伴う。しかし、1点きざみのペーパーテストでのみ「よし」としていては、真に優秀な人材を確保し、世界へ送り出すことは難しい。その現実を東大の推薦入試導入が雄弁に物語っていないだろうか。弊社の「推薦入学年鑑」に「東京大学」の名称が登場する日が楽しみである。

朝日新聞の時事川柳『かたえくぼ』にも「東大、推薦入試導入へ‐スイセン ハナサク‐合格電報」なる一句が登場した。社会の注目度も高いのである。

【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座

◆推薦入試(12):合格対策の必須ポイント(3)学力試験

2010年度以前の推薦入試は高等学校在籍時の調査書や推薦書、その他の書類、および面接によって選考するのが原則であったが、調査書における高校間の評価と学力格差が余りに大きいため、基礎的な学力をみる手段として、従来から小論文や学力試験が多くの大学で併用されてきた。

全般的には書類・面接・小論文のパターンが主流であるが、文科省が2011年度から学力検査容認の方向に転換して以降、学力試験を実施するケースが増えているので、高校側としては、ふだんの授業にまじめに取り組むこと、家庭での基礎問題演習をコンスタントに持続する習慣を生徒に身につけさせることがきわめて大切である。

ここでは、国公立と私立大に分けて、推薦入試における学力検査の状況を整理しておくこととする。

(1)国公立大はセ試併用型が増加傾向

国公立大(特に国立大)では、学力検査としてセンター試験を課すケースが近年際立って増加し続けている。一般選抜より受験負担の小さい学部・学科もあるものの、主流は5‐7型で、一般選抜と同様の負担となっている。これらの中で、一定レベル以上の得点を最終合否の基準とするケースは要注意で、その合否レベルは事前に十分把握しておく必要がある。

推薦入試の場合、一般学部では65~70%、医歯薬系では80%程度以上の得点力が必要になり、やはりそれなりの高学力層でないと国公立大への推薦には無理が生じる。

なお、小論文であっても、理系のそれは教科的な学力検査であるケースが多い。また、面接であっても学力試問は必ずあり、どのような選考法であれ、国公立大の場合は基礎学力の強化を心がけることが不可欠である。

(2)私立大では近畿以外でも学力検査が増加

私立大の推薦入試では、全国的にみると書類・面接・小論文型が主流といえるが、近畿地区だけは従前から学力検査を主体とする“プレ一般入試”ともいえる選考法がだんぜん多い。しかし、近年はその他の地域でも学力試験を実施するケースが斬増傾向にあるので、早めに生徒に学力試験の有無を確認させて、適切な助言をすべきだろう。

一般的に文系学部は国語・英語の2教科、理系・保健系は数学・理科・英語の3教科に対する準備が必要で、関連する教科・科目の基礎トレーニングを十分積むと同時に、最終学年次には志望校の過去問もしっかり研究させておくことが大切である。

私立大で学力試験を実施する場合、通常はこの配点比重が選考の中で最も高いので、学力の強化こそが合否を大きく左右することになる。勉強嫌いでは、推薦攻略はできないことを生徒に周知しておきたい。

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