このテーマについても何度も書いてきましたが、

その度に自分の意見が変わっていることに少々驚きです。

人はやっぱり変わっていくもんなんだなぁと。

が、本質はあまり変わらないと思います。

さて、美容師にとっての理想とは何なのでしょうか。

それはきっと、人それぞれ違うでしょう。

お店を大きくして、地域で１番とか日本一とかをでっかく目指す人もいれば、

小さいながらも、人と人の繋がりを大切に、楽しくお店をやりたい人もいる。

この２人に理想を聞いても全く違うものになると思います。

両極端な２つの例をだしましたが、目指すところは他にもたくさん、もっともっと無数にあります。

だから“これが美容師の理想”だと断言はできません。

なのですが、僕個人の理想を言わせてもらえば、

・毎日を明るく楽しく、充実して仕事ができること。

・そのための空間を造ること。（自分で）

・お客さまにも素敵な時間を過ごしてもらうこと。

・そんな時間をすごせるようなお店にすること。

・お金もちゃんと稼げること。

こんなもんですか。

まぁこれは最低限なんですけど。

先日もブログで書いたのですが、本当の理想はといえば、

みんなが好きなことをして、楽しく生活ができるような世の中にしたい（笑

あまりにも壮大過ぎる理想ですが、

その手始めとして、僕自身が楽しく仕事をして、楽しく生活をするということを実践しようと思っています。

先に挙げた例は、そのための最低限の事柄です。

未来のために、今を苦しむのではなく、

　未来のために、今を楽しむ。

ある本に載っていた言葉です。

読んだのはもう随分前の話ですが、いまだに心に残っています。

もちろん、耐えることや苦痛が悪いと言っているわけではありません。

僕だって、いろんなことに耐えたし、苦痛も乗り越えました。

そしてそんな経験は自分の血となり肉となり、今の自分を支えてくれています。

けれども、未来に自分が楽をしたいから苦痛を我慢するとか、耐えるというのはちょっと違うと思います。

自分の望む未来のための努力や、それに伴う苦痛ならばいくらでも耐えることができます。

その努力は、自分の望む未来のためのものなので、ただ単に辛いというものではないはずです。

そういった努力や苦痛そのものも楽しめるのが、未来のために、今を楽しむということだと解釈しています。

そのためには、自分の望む未来像＝夢というものが大切になってきます。

では、美容師の現実はというと、

見習い、入社したて、ｽﾀｲﾘｽﾄと呼ばれるまでの道は苦難の連続であると思います。

安月給、長い拘束時間、満足な休みも取れず…

だからこそ夢を持ちたい。

夢のために努力することは、確実に人を成長させます。

最初はとても辛くて困難な道に思えるかもしれません。

でも、夢を持って、この道で頑張れば、人として絶対成長できます。

そして、夢は持ち続ければ叶います。

どんな夢でも構わないのです。

大きかろうと小さかろうと、夢を持つことが大切なのです。

僕は、美容師を志したときから、いつかは自分の店を、と思っていました。

それが僕の夢だったのです。

そして、それは叶いました。

先日、数年会っていない古い友人からメールが来ました。

近況報告と、“最近どうしてる？”という内容のメールでした。

自分のお店を出したんだ、という返事を送りました。

その友人はとてもビックリして、“そんなことできない人だと思ってた”という返事が返ってきました。

当時から、いつか自分の店を持つ！と宣言していたはずなんですが…

でも、その頃の自分を振り返ってみると、確かにそんなことできない人だったとおもいます。

自信もなかったし、マイナス思考だったし、口ばっかり達者なヘタレ。

でも、夢は叶いました。

自信もない、ネガティブな口先だけの人間が、夢を叶えてしまった。

だから僕は逆に自信が付きました。

“こんなオレでも夢を捨てなければいつかは叶うんだ”

と。

だから、僕はどんな人と話しても、自信を持って言えます。

夢は叶うと。

だからあきらめなさんなと。

そして、なんでもいいからやってみろと。

僕の人生は、そういうものだったのかもしれない。

今までの人生、無駄だったと思うことは一つもない。

なんでもいいからやってみたことが、全て“今”に繋がっている。

だから、僕は、夢を持っている人の力になりたいと思う。

僕の発信するメッセージで、誰か一人でも、勇気づけられたらこんなにうれしいことはありません。

まだまだ僕も夢の途中。

乗り越えなければならない壁も、やらなければならない課題も山積みですが、

少しでも前向きなメッセージをみなさんに送りたい。

そう思います。