建築業界でもっともポピュラーな資格は、
建築士と建築施工管理技士です。
いずれも１級と２級があります。

設計事務所で働きたい人は建築士、
現場で実際に建物を建てたい人は施工管理技士が必要です。

実際は、会社に資格者がいればよいので、
資格を持たずに活躍している人も、むしろそういう人の方が多いですが、
姉歯事件以降、業界としてますます資格に厳しくなっていますし、
資格自体も難しくなっていることからいっても、
今後は、資格なしで建築業界で生きていくのは難しくなっていくと思います。

ただ、建築士にしても施工管理技士にしても
受験資格として、建築業界での実務経験が必要ですので、
学生時代に資格を取ることはできません。
建築業界に身をどっぷり置いてからじゃないと受けることができないのです。
ある程度建築業界で働いて、この業界でやっていくぞ、と
決心がついたら受験できる、という感じでしょうか（笑）

ただ、これ以外も、講座を受けることによって取得できる資格がたくさんあるので、
そういった資格をこまめに取っていきながら、
実務経験を積むのがよいと思います。
例えば、アスベスト関係、産業廃棄物関係、足場関係の資格など、結構あります。
ほとんどが１万円くらいで、１日の講座を受ければ大丈夫な資格です。
ものによっては、簡単な試験があります。ムズカシイ場合もたまにありますが・・・

建築士や施工管理技士の受験にあたっては、
一般的に、受験生にとっては、「施工」という分野がムズカシイと言われています。
施工に関しては、日常の業務も勉強になります。
家に帰ってきてから、その日の業務にかかわる部分を教科書等で勉強する
というのが一番頭に入るんじゃないかな、と思います。