私は2つの職種を兼務していますので、どちらの職種を目指すかにもよりますが。。。

介護でも相談員でも、大学と専門のどちらを選んでも資格は取れます。
ただ個人的な意見としては、深い知識を身につけて試験に挑めるという点では大学の方が良いかもしれないと思います。

ですが、私も実際に仕事をするまでは分かりませんでしたが、学校を卒業したばかりで資格だけ持っていても、仕事の流れについていくには、やはり経験を積む事が1番です。
経験を重ねて仕事を覚えて、少しずつ出来る事を増やすためには、あまり資格には拘らずに早くから社会に出れる専門学校の方が良いかもしれません。
それはもう個人の自由だと思います。

知っていて欲しいのは、介護の世界は理論よりも実践、知識よりも経験が勝ります。
いくら教科書で基本をしっかり学んでいたとしても、その職場なりにやり方も違えば方針も違います。
教科書で学べる事が実際の仕事の場で常に正しいか、活かされているかといえば、答えはNOです。

学校で学ぶのはあくまでも、考え方や技術の基礎となる部分であり、仕事はその応用です。
ですから、学ぶ事は大切です。
基礎的な事を知っているのと知らないのとでは、現場に出た時の捉え方が違いますから。
現場では学校で学べない事をたくさん学べますし、自分の理想としていたものと現実との違いに愕然とする事もありますし、現実の壁にぶち当たって辛くなる時もあります。

良い事も悪い事も、楽しい事も辛い事も、全て経験として自分の身になる日が必ず来ます。
厳しい世界ではありますが、自分なりのやりがいを見つける事が出来れば、やっていて良かったと思える仕事です。

福祉を志す人が陥りやすい、理想だけを求めるのはなるべくは避けた方が良いと思います。
現実を受け止める芯の強さを、学校で学びながら身につけていく事が出来たら、現場に出た時にかなり役に立つと思いますよ。