【テーマ】発想力の源

情報通信技術者 スキルアップノウハウ学び

私たちは小説家ではないので、全くの空想から物づくりをするということは滅多にありません。
商品、サービスの中にはエンドユーザーから見ればたまに突拍子もないものが出現したように見えることがあります。
でも実現可能な商品はすべて物理法則に反していないから存在できるわけです。
よくこんな物が出来たなあと世間を驚かせるのは楽しいですが、それを狙って本物の不可能に挑戦してばかりいたら会社が潰れます。
したがって研究開発の企画段階では、むかし教わった数学の定理とか物理法則といった明らかに正しいと解っていることがネタ元になる場合がかなり多いのです。
大学レベルの込み入った数式ばかりが元になるわけではありません。
大部分は高校生も知っているありふれた法則が元になっています。
学生時代に苦手だった分野が、いつまでも祟るなんていう嫌なことももちろんあります。
解決可能な苦手は、なるべく若い内に克服しておいた方がやはりお得です。
ただ、大学以上の数学では先天的な脳の出来が変わらない限りこれは無理かな、という部分もあります。
どうにもならないことを早く見極めて他人を頼るということも技術の内です。

通信総研もどき 通信技術史らしきものとか受験勉強が後で役に立ったこととか