1. エイビ進学ナビTOP
  2. >仕事のホンネ 現場に聞け!
仕事のホンネ 現場に聞け!!
なんでSocial Work?

アメリカに来てから早4年が経った。4年前の自分から、今の自分は想像出来なかったなぁーなんてしみじみ思う。

大学卒業を目前として、これでやっとSocial Workerのスタート地点に立つわけで、安心ばっかりしてられない。 夏からは大学院と仕事を両立、今まで以上に頑張らないと。

このBlogを始めるにあたって、なんで私はSocial Workなのかを考えてみた。日本で言う「福祉」という言葉。辞書によれば「幸福・公的扶助やサービスによる生活の安定、充足、自由之理」 なんて難しくて良く分からない。

私は日本の福祉にはあまり詳しくないのだけど、日本では「高齢者」がクローズアップされて、他のグループはあまりお目に掛からない。
アメリカではSocial Workと言うと子供、家族、移民、精神病、ホームレス、異文化多文化、ドメスティックバイオレンス、虐待(幼児・高齢者)、高齢社会、学校・・・など等。関わる人たちの人種、特徴、バックグラウンド、問題とも多種多様です。
その中でも「環境」に焦点を当てて、一人一人それぞれに違ったケアプランを提供する。それがアメリカでのSocial Workの原点。 だって人それぞれ生まれ育った環境が違うのだから、考え方も生き方も100人100色。 
まず大学で勉強するのは、いかに自分の価値観や考え方を先入させずに、その人の気持ちに立って状況を理解するかってこと。これまた難しい。
人と話をすると、なんとかして自分の価値観や意見を述べてしまったり、自分の考え方で人を判断してしまったり、悪気がなくても、無意識レベルで「自我」が出てしまうものです。だからまずは自分を見つめる事からが大事だったりして。自分は何に敏感に反応するのか、好きな事嫌いな事、許せない事 etc。そうすると、自分特有の価値観や考え方を一旦横に置いてから、色眼鏡を外してクライアントとお話が出来たりします。

アメリカに来た当初は、心理学を専攻するつもりだった。人の行動やそれにまつわる社会問題に興味があったから。でも私は研究とか統計とか心理学特有の分野には全く持って興味がわかなくって、私の育った環境や性格、色々な事が相成って出た結論が「問題自体を研究する人じゃなくて、その問題を持ってる人達と直接関わりたい」それで色々な人と話をして、短大の時の教授が「それはSocial Workじゃない?」と言った一言で探し当てたのがこのお仕事。

やればやるほど奥が深いなぁーと毎日発見と驚きです。
日本とアメリカの物の考え方の違いや、「福祉」というものがアメリカ社会でどういった役割を果たしているのか、など等、綴って行きたいと思っています。
まだまだ駆け出しですけど、どうぞよろしくー。

※このページは過去に掲載されたブログ記事を再掲載しています。
記事の前後のつながりや、他ページへのリンクが省かれている場合がありますのでご了承ください。
また、各記事には主観的な評価情報、時間の経過による変化、伝聞情報が含まれ、
現在の状況と相違する場合がありますのでご注意ください。

ブログ紹介
ブログタイトル ソーシャルワーク in Los Angeles
アメリカンソーシャルワーカー奮闘記

資料請求でプレゼント!

教職員のための情報メルマガ

高校教諭の方へ無料でお届けする教育関連に特化したメルマガ、総合型・学校推薦型選抜エクストラ

進学情報誌紹介

  • 進学浪漫
  • プロ道
  • 看護・医療系データファイル
  • AO入試年鑑
  • 推薦入学年鑑

AO入試年鑑、推薦入学年鑑、
看護・医療系データファイル(全国版)、
大学・短大大図鑑、
専門学校進学ガイド

ご購入・お申し込みはこちら