こんばんは。
さて、シャ乱Qじゃないですよ!(わかる人いるのかなあ?)
テレビの仕事に就くには、東京の大学を選んだ方がいいの?という問いのお答えです。
結果的に言うと、土地は関係ないですよ!
大学は、まず自分の興味のある勉強ができるところを選んで、
土地がどこであれ、そこに行くのがいちばん有意義じゃないかな。
どんな分野でも、興味を持ってそれを人よりもちょっと多く知ってる、ってことは
すごいことなんです。
それがいろんな形で武器になる。
テレビって何でもアリだから、何か得意な分野を持ってた方が
人へのアピールになるのです。
私はモロなんですが、日大の芸術学部に行きました。
当時から放送に興味があったんですけど、実際同期で今も映像制作の
仕事をしてる人って意外と少ないですよ。
結局、仕事への入り口はどんな学校出てても皆平等。
だったら、「おっ」と思わせる得意分野があった方が良いわけです。
就職当時、「日芸です」とか言うと、嫌な顔した人だっていたんですよ。
そんなもんです。
例えば、いま私の周りにいる人を書いてみると、ちょっとわかりやすいかも。
・高校大学で年間400本の映画を見て、毎晩ディスコで踊り
映画と音楽の話は知らないことは無いIプロデューサー
・小金を貯めるたびに世界のほとんどの僻地へ行き、
言葉がしゃべれるわけではないけど生活力は誰よりもあるNディレクター
・同じオペラの演目を最安席で5回は見る、
世界のオペラで知らないことはないMプロデューサー
・なんか日本が合わないからと高校2年でイギリスに移住、
バリバリのバイリンガルで若くしてフリーランスで食えてるKコーディネイター
・ADとして働きつつ、先日ボクシングのプロテストに合格して
ガッツが買われて2年でディレクターデビューしたMくん
・一日3冊の本を読み続け、いまや「あの本どこに売ってるかなあ?」と聞くと
神保町の古本街の、あの店の何階のこの棚にあるよ、まで知り尽くすKプロデューサー
いろんな人がいるでしょ?笑
でも、なんか面白そうな人って思えませんか?
まあこの人たちは特殊ですが、彼らの共通項はひとつ。
「やりたい事をやってきたし、今もやってる」
ことです。
そうすると自然に自分の好きなことが見えてくるし、
得意なことが一つある人って、自分の考え方もブレないから
人としてとっても素敵になるわけです。そして強い。
高校生の時から何かを見つける必要はないけれど、
好きと思えることを一生懸命やっていれば、
人にアピールできる人になると思うんです。
テレビの仕事は入り口はすごく広いから、焦らずに自分の好き分野を見つけて
ちょっと面白い人になれば、どこにいたって大丈夫。
就職面接も、そういうところがあれば多分楽々スルーですよ。
頑張らずに、楽しんでね!
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毎度どうも!テレビ屋です。
テレビ番組ディレクターの、意外に地味なお仕事日記
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