Ｂoys be ambitious。。

調理師 適性やりがい

新社会人の初々しい顔ぶれを街角で
よく見かけるようになりました。
僕が働くレストランにも今春から社員が一人増えました。
「碇シンジ｣級の人との繋がりに恐怖を感じる僕なので
まだ全然心を開いていませんが、
そのうち色々指導や教育をしていかなければと思っています。
僕も入社したての時、色んな人に教えられたり
そして後輩が入社してきた時は教えたりしてきました。
これからも色んな人を指導していくに当たって
新入社員にまず必要な物は何かとよく考えます。
人に「教える」事によって再確認になり、
色んな事に気づいたり、新しい事を発見したりもします。
指導することで「教わる｣事って良くあるのです。

僕が後輩や新入社員によく言うことがあります。

「漠然と仕事をしないで、考えて仕事をしろ」

調理師なりたての人間に必要な物は
とりあえず３つだと僕は考えています。
知識と技術とメンタルです。
そしてこの３つで一番初めに身に付けなければいけないのが
メンタル面だと思います。
メンタル面と言っても
精神力、持続力、向上心、集中力、妥協しない心など
色々あります。
なぜメンタルが最初なのか？
知識の伴わない技術は不完全ですし
知識だけで技術がなければそれは素人です。
インターネットなどが普及するにつれ
知識を得る事が簡単になりました。
僕らプロ位、知識を持っているお客様も存在します。
知識は勉強すれば一夜にして得る事も可能です。
それに反して技術を習得するには時間がかかります。
何度も失敗を繰り返し、徐々にしかレベルは上がりません。
そして技術を支え向上させるのがメンタルだと僕は考えます。
集中力が続かないと料理は「ブレ」ます。
精神力が弱いとすぐ妥協します。
向上心がないと成長が遅いです。
ですので、僕は常に考えるように言います。
漠然と何も考えず言われた事だけをやっているだけでは
調理師の道に進んだ意味もありません。
常に「もっと」を考え仕事をする事が大事です。
もっと上手に、もっと早く、もっと綺麗に、もっと美味しく、
ちょっとした事ですがこう言った事を
思いながら仕事をしていると、
数年後には思わず仕事をしている人と大分差がついてきます。

「苔の一念、岩をも通す」

信念を持ち続ける事で夢が成就すると僕は考えます。

「Ｂoys be ambitious」

少年よ大志を抱け。
僕は「アンビシャス」を「野望」と訳します。
料理人になって目指す夢は人それぞれですが
若い調理師達には
その野望に向かい「想い」続けてほしいものですし、
僕もそう在りたいと思います。


わ、笑いどこがない・・・
まー、たまには真面目な一面もある事を
知らしめておかないと、
ただのアホなコックだと思われちゃいますしね。
あーでもアホな事も書きたい・・・
次回は「はっちゃけ」ちゃおうかな。

極上！イタリやーーん！！ イタリア料理屋で働くコックの生態そして独り言。。