■真の力を養う実力主義
1881年の創立当時から「真に実力を身に付けた学生のみを卒業させる」という実力主義を貫いており、現在も指定科目の単位取得が進級の条件となっている「関門制度」が受け継がれている。これは、学生を振り落とす制度ではなく、真剣に育てる制度。こうした取り組みは、社会的にも高い評価を得ている。
■高い教育力
実力主義のもと、特に「専門的な研究を行う上で、しっかりとした基礎知識が必須である」という考えにより、基礎教育を重視している。講義と演習を組み合わせたカリキュラムにより基礎学力の養成を徹底している。また、予復習や意見交換にも活用できる「ＬＥＴＵＳ」という教育支援システムを使用しており、収録した講義内容をアップするなど、大学での授業時間以外に学修できる環境整備にも取り組んでいる。
■高い研究力
わが国私学随一の理工系総合大学である本学は、約400の研究室で幅広い研究が行われている。基礎から応用まであらゆる分野を網羅した研究室を備え、学生一人ひとりの興味関心に応じた研究を行うことが可能である。

＜一般入学試験＞
●A方式入学試験／「大学入学共通テスト」を利用した入学試験。全学部で実施。
●B方式入学試験／大学独自の入学試験。全学部で実施。
●C方式入学試験／「大学入学共通テスト」と大学独自の入学試験の併用。昼間学部で実施。
●グローバル方式入学試験／英語の資格・検定試験のスコアを出願資格とし、大学独自の入学試験を行う。昼間学部で実施。
●S方式入学試験／大学独自の入学試験。創域理工学部の一部学科で実施。
＜その他の入試制度＞
●学校推薦型選抜（公募制）／全学部で実施。など

創立以来の実力主義の学風は、社会より大きな信頼を得ており、毎年高い就職率を維持している。
企業での研究・技術職に加え、伝統的に教員や公務員として活躍する卒業生も多い。
●主な就職先【2021年度卒業生実績（大学院含む）】
NECソリューションイノベータ、富士通、アクセンチュア、NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、SCSK、日立製作所、NEC、ソフトバンク、東京電力ホールディングス、日本IBM、清水建設、野村総合研究所、伊藤忠テクノソリューションズ、楽天グループ、東京都職員　ほか

＜主な内容＞
2023年４月　理工学部を「創域理工学部」に名称変更し、一部の学科名称も変更した。先進工学部に「物理工学科」と「機能デザイン工学科」を新設した。
2025年４月　薬学部を野田キャンパスから葛飾キャンパスに移転する。
＊新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2022年度まで北海道・長万部キャンパスでの授業実施を見送っていましたが、2023年度より感染症対策を講じたうえで、利用を再開予定。

２つの給付型奨学金制度
（１）「新生のいぶき奨学金」
意欲のある学生が、経済的困窮を理由に進学を断念することのないよう、自宅からの通学が困難な学生を対象に経済的支援を行う。事前申請型。
（２）「乾坤（けんこん）の真理奨学金（BS）」
入学試験の成績が特に優秀である学生に対し、学業の伸長を奨励することを目的とする。 ※詳細は大学HPをご確認ください。

研究志向が強い学風のもとで学んだ学生は進学率も高く、2021年度卒業生の約半数が大学院に進学した。
●主な進学先
（2021年度卒業生）
東京理科大学大学院…1,426名
東京工業大学大学院……135名
東京大学大学院…………102名
●データサイエンス教育プログラム／高度IT人材への需要は、社会のさまざまな場所で高まっており、このような期待に応えるべく、本学では「データサイエンスセンター」の設置や、学部・学科や在籍キャンパスにかかわらず、データサイエンスに関する授業を履修できる学部・研究科横断型の「データサイエンス教育プログラム」を2019年４月より全学的に導入している。
データサイエンスに関する知識・技術の修得に必要な単位を得るなど、一定の条件を満たした学生に対しては、「データサイエンス認証書」が付与される。
●TUSくさび形教養教育カリキュラム／2021年に教養の普遍的な価値を再認識しつつ時代に応じた教育・研究と地域貢献を行うための新組織として、「教養教育研究院」を設立。また、2022年度からくさび形の教養教育カリキュラムをスタート。これは、低学年次に教養教育を終わらせ高学年次から専門教育に専念する従来のカリキュラムと異なり、一般教養科目をA～D、Nの５つのカテゴリーに分け、4年間を通じて教養教育と専門教育双方を履修できるプログラムである。自らが受けている専門教育を俯瞰的に眺め、その意義を社会や文化・歴史の文脈の中に置くとともに、生涯教育として人としての幅を広げていくことができる。