1. エイビ進学ナビTOP
  2. AO・推薦入試エクストラ(エイビ教育ニュースフラッシュ)
  3. >7月10日号

総合型・推薦型選抜エクストラ7月10日号

◆弊社調査による2021年度総合型選抜の実施状況(中間報告)

総合型選抜情報

◆弊社調査による2021年度総合型選抜の実施状況(中間報告)

現在、弊社では全国版「総合型選抜年鑑」を8月に全国の高等学校へお届けするために作業を進めているが、7月3日時点での国公私立大・短大の総合型選抜の実施状況を中間集計としてまとめたのでご報告する(集計が確定次第、最終の実施率をご紹介します)。

設置区分 募集校数 6月30日時点の集計校数 6月30日時点での実施校数
国立大 82校 71校 54校
公立大 91校 78校 28校
私立大 586校 528校 484校
公立短大 13校 12校 6校
私立短大 284校 258校 242校

国立大では、2020年度に新潟大(工)が加わり、実施率が7割を超えた。2021年度では小樽商科大、北見工業大、室蘭工業大、愛知教育大が加わり、実施率もさらに上昇するだろう。公立大では札幌市立大、岡山県立大、広島市立大の3校が加わる。

私立大は、学生募集校が前年の584校から586校へ増加。新規実施の顔ぶれをみると、藤女子大、柴田学園大(現:東北女子大)、武蔵野音大、神戸常磐大や公募制推薦を総合型に移行するケースなどを含め、総合型実施校はかなり増加し、実施率もかなり上昇すると予測される。

公立短大は、募集校数は同じで、AO実施校は静岡県立大短大部が加わり、AO実施率は5割近くに上昇すると予測される。

私立短大は、本年度も募集停止が多く、学生募集校は291校から284校へ減少するが、新規実施校が4校あり、AO実施率は過去最高になるだろうと予測される。新規実施としては北星学園大短大部、創価女子短大、下関短大、長崎女子短大などがある。

学校推薦型選抜情報

◆併願制で一般推薦(特定教科推薦含む)を実施する私立大・学部(北海道・東北~中部)

2021年度入試から推薦入試が学校推薦型選抜へ移行するが、2020年度一般推薦(特定教科推薦含む)を併願制で実施した大学・学部を参考資料としてご紹介しておこう。ただし、2021年度入試から公募制推薦を総合型選抜に移行している大学・学部もあるので注意してもらいたい(2021年度学校推薦型選抜で一般推薦を併願制で実施する私立大・学部は確定次第ご紹介します)

<北海道・東北地区>
北海道科学大、八戸学院大(2期)、八戸工業大、東北工業大、東北公益文科大、医療創生大
<関東地区>
日本ウェルネススポーツ大、足利大(看護2期以外)、宇都宮共和大、作新学院大(1期)、白鷗大、関東学園大、共愛学園前橋国際大、上武大、埼玉学園大、埼玉工業大、西武文理大(サービス経営)、獨協大(外国語C)、日本工業大、日本薬科大、平成国際大、ものつくり大、開智国際大、淑徳大(経営2期)、城西国際大、清和大、千葉工業大、中央学院大、了徳寺大、桜美林大、工学院大、昭和女子大(管理栄養以外)、昭和薬科大、大正大、帝京大(医以外)、帝京科学大、帝京平成大、東京医療保健大(和歌山看護)、東京工芸大、東京聖栄大、東京電機大(未来科学・工)、東京福祉大(2期)、東京富士大、東京薬科大、東邦大(薬)、東洋学園大、日本体育大、法政大(情報科学)、星薬科大(B)、武蔵野大(教育・看護以外)、明治薬科大、神奈川大(経済・国際日本・外国語・理・工)・横浜商科大、横浜薬科大
<中部地区>
健康科学大(健康科学)、見延山大、山梨英和大、山梨学院大(国際以外)、清泉女学院大(看護2期)、新潟工科大、新潟国際情報大、高岡法科大、富山国際大(現代社会2期以外)、金沢学院大、金沢工業大、金沢星稜大、北陸大、仁愛大、福井医療大、朝日大、岐阜協立大、岐阜聖徳学園大、岐阜女子大、岐阜保健大(2期)、中京学院大(看護1期以外)、中部学院大(看護リハビリテーション前期以外)、東海学院大、静岡英和学院大、静岡福祉大、静岡理工科大、浜松学院大、愛知大、愛知学院大(B)、愛知学泉大、愛知工科大、愛知工業大、愛知産業大、愛知淑徳大、愛知東邦大、愛知文教大、愛知みずほ大、一宮研伸大、桜花学園大、岡崎女子大、金城学院大、志学館大、修文大、椙山女学園大、星城大、大同大、中京大、中部大(B)、東海学園大、同朋大、豊橋創造大(保健医療1期以外)、名古屋音楽大、名古屋外国語大、名古屋学院大、名古屋学芸大、名古屋経済大、名古屋芸術大、名古屋産業大、名古屋商科大、名古屋文理大、日本福祉大、人間環境大(松山看護)、名城大(外国語・法・理工・農)

◆併願制で一般推薦(特定教科推薦含む)を実施する私立大・学部(近畿~九州)

2021年度入試から推薦入試が学校推薦型選抜へ移行するが、2020年度一般推薦(特定教科推薦含む)を併願制で実施した大学・学部を参考資料としてご紹介しておこう。ただし、2021年度入試から公募制推薦を総合型選抜に移行している大学・学部もあるので注意してもらいたい(2021年度学校推薦型選抜で一般推薦を併願制で実施する私立大・学部は確定次第ご紹介します)

<近畿地区>
皇学館大、鈴鹿大、鈴鹿医療科学大、四日市大、四日市看護医療大、聖泉大、長浜バイオ大、びわこ学院大、びわこ成蹊スポーツ大、大谷大、京都医療科学大、京都外国語大、京都華頂大、京都看護大(B)、京都光華女子大、京都産業大、京都女子大、京都精華大、京都先端科学大、京都橘大、京都ノートルダム女子大、京都美術工芸大、京都文教大、同志社女子大(S)、佛教大、平安女学院大、明治国際医療大、龍谷大、藍野大、追手門学院大、大阪青山大、大阪医科大(看護)、大阪大谷大、大阪学院大、大阪河崎リハビリテーション大、大阪観光大、大阪経済大、大阪経済法科大、大阪工業大、大阪国際大、大阪産業大、大阪樟蔭女子大、大阪商業大、大阪女学院大、大阪成蹊大、大阪総合保育大、大阪体育大(教育)、大阪電気通信大、大阪人間科学大、大阪保健医療大、大阪薬科大、大阪行岡医療大、関西医療大、関西外国語大、関西福祉科学大、近畿大、四条畷学園大、四天王寺大、摂南大、千里金蘭大、相愛大(人文・人間発達)、太成学院大、宝塚大(看護)、帝塚山学院大、常磐会学園大、梅花女子大、羽衣国際大、阪南大、東大阪大、桃山学院大、桃山学院教育大、森ノ宮医療大、大和大、大手前大、関西看護医療大、関西国際大、関西福祉大、甲子園大、甲南女子大(B)、神戸医療福祉大、神戸海星女子学院大、神戸学院大、神戸芸術工科大、神戸国際大、神戸松蔭女子学院大、神戸女学院大、神戸女子大、神戸親和女子大、神戸常盤大、神戸薬科大、園田学園女子大、宝塚医療大、姫路大、姫路獨協大、兵庫大、兵庫医療大、武庫川女子大、流通科学大、畿央大、帝塚山大、天理大、奈良大、奈良学園大、高野山大、和歌山親愛大
<中国地区>
鳥取看護大、岡山学院大、岡山商科大、岡山理科大(獣医以外)、川崎医療福祉大(後期)、環太平洋大、吉備国際大、倉敷芸術科学大、くらしき作陽大、山陽学園大、就実大、中国学園大、美作大、比治山大、広島工業大、広島国際大、広島修道大(人文‐社会学)、広島女学院大(C)、広島都市学園大(後期)、福山大、福山平成大、宇部フロンティア大、至誠館大、東亜大、徳山大
<四国地区>
四国大、徳島文理大、四国学院大、高松大、聖カタリナ大(看護以外)、松山大、松山東雲女子大
<九州地区>
九州共立大、九州国際大、九州産業大(理工・生命科学・建築都市工・芸術)、九州情報大、九州女子大(栄養以外)、久留米工業大(後期)、聖マリア学院大、第一薬科大、筑紫女学園大(B)、西日本工業大、福岡工業大、西九州大、長崎ウエスレヤン大、長崎国際大、長崎総合科学大、尚絅大(現代文化)、崇城大、日本文理大、別府大(2期‐食物栄養以外)、九州保健福祉大、南九州大(管理栄養以外)、宮崎国際大(2期)、宮崎産業経営大、鹿児島国際大(音楽以外)、第一工業大、沖縄キリスト教学院大

ニュースフラッシュ

◆令和3年度大学入学者選抜実施要項を公表

文部科学省は本年6月19日付で、令和3年度(2021年度)の大学入学者選抜実施要項を公表した。基本方針は従来と同じで、学力を構成する3つの要素を適切に把握するよう十分留意することとしている

一般選抜では、調査書の内容、学力検査、小論文、「見直しに係る予告」(本人記載の資料、エッセイ、面接、ディベート、集団討論、プレゼンテーション、各種大会や顕彰等の記録、生徒の探究的な学習の成果等に関する資料や面接等)により、多面的・総合的に評価する(ただし現実的にはさほど浸透しないと予測される)。

このほか、各大学の判断により、総合型・学校推薦型等のような多様な入試方法を工夫することが望ましいとしている。

総合型選抜は「詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせることによって、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法」と規定。公募制という原則は同じだが、評価方法で(1)各大学が実施する試験または(2)共通テストのいずれかが必須化されている((1)にはプレゼンテーション、口頭試問、教科テスト等がふくまれる)。

学校推薦型選抜は「出身学校長の推薦に基づき、調査書を重な資料としつつ、見直しに係る予告で示した評価方法等、または共通テストのいずれかを活用して行う」と規定。さらに推薦書の記載については、新たな内容が付加されているので、留意する必要がある。

なお、総合型・学校推薦型における選抜に際しては、スポーツ・文化活動・ボランティア活動など、海外留学等の多様な経験や特定の分野において卓越した能力を有する者を適切に評価・判定することが望ましい、という一文が明文化されたことも注目される。

各選抜の入試日程については、前号ですでにご紹介済みなので省くが、調査書の様式が改訂される。「学習の記録」では、「評定平均値」という呼称がなくなり、「学習成績の状況」となる。ただ、評価法は従来と同じ5段階式で、結果としては従来と同じ記載方式だ。

調査書の右ページについて、項目順が大幅に変更されており、5.総合的な学習の時間の内容・評価、6.特別活動の記録、7.指導上参考となる諸事項(「表彰・顕彰等の記録」が加わって6項目)、8備考、9.出欠の記録、という構成になっている。

また、活動報告書の書式例(学業、課題研究等、資格・検定等に関する活動)も初めて加えられている。

AO・推薦入試エクストラ(メールマガジン)お申し込み

株式会社栄美通信編集部が、高等学校の先生方に必要であろうと思われる教育関連のニュースを簡潔にまとめ、AO入試年鑑、推薦入学年鑑の情報なども織り込み、隔週でお届けするメールマガジンです。進路指導や職員会議など、様々な用途にお役立ていただければ幸いです。

メルマガお申し込み